ヒアラブル&音楽プレーヤーでスポーツ対応が進化

 完全ワイヤレスイヤホンでは、ランニング、エクササイズに向けたスポーツ用製品が増えている。最近は汗や突然の雨からイヤホンを守る防滴防水と装着性の基本機能に加えて、付加機能の搭載で各社の差異化が進んでいる。

 スポーツ用イヤホンに求められる付加機能の一つ目は、さまざまな形での“外音取り込み”だ。路上でランニングをしているときに、音楽に没入し過ぎると危険だし、ジムでのエクササイズ中は周囲の人とコミュニケーションをとることも多いので、外音が適度に聴こえたほうが都合が良い。

 スポーツ用イヤホンとして外音取り込みに対応した完全ワイヤレスが、ソニーが2018年4月に発売した「WF-SP700N」。“アンビエントサウンド”(外音取り込み)機能を搭載する。また、外音取り込みの違ったアプローチとして、ソニーモバイルコミュニケーションズが発売した「Xperia Ear Duo XEA20」(2018年4月発売)は、耳を塞がないことで外音をより自然に取り込む。安全性確保という点でも今後の発展に期待したいイヤホンだ。

スポーツ用として外音取り込みを打ち出したソニー「WF-SP700N」(実売価格1万9000円前後)
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耳を塞がないソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia Ear Duo XEA20」(実売価格3万2000円前後)
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 スポーツ用完全ワイヤレスのもう一つの付加機能が、“音楽プレーヤー”の内蔵だ。2018年発売モデルでは、ソニー「WF-SP900」が本体に4GBのメモリーを内蔵し、スマホを持ち歩かず音楽再生に対応。しかも「WF-SP900」はIP65/IP68の防水防じん性能で、プールなど水中での音楽リスニングに対応する。

 音楽プレーヤーの内蔵はサムスンの「Galaxy Gear IconX」(2017年11月)、BRAGIの「The Dash Pro」(2017年12月発売)と先行ブランドもあったが、今後はスポーツ用として定番機能となるはずだ。

音楽プレーヤーを一体化させたソニー「WF-SP900」(実売価格2万9000円前後)
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音楽プレーヤー内蔵と完全防水対応でプールでの音楽リスニングも可能
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