「ミラーレス一眼は小型だけど高性能&高画質」という認識に変わる

 APS-C型の撮像素子を採用したXシリーズは、独自開発の撮像素子と光学性能にこだわった交換レンズの組み合わせで、フルサイズ一眼レフ並みの解像感を持つと高く評価されている。だが、それでも撮影シーンによっては解像感の限界が感じられるといい、さらなる高画質を求めてGFXの開発につながったという。GFXの撮像素子(43.8×32.9mm)は、XシリーズのAPS-C撮像素子(23.6×15.6mm)のおよそ4倍もの面積があることを考えると、解像感や画質の高さが想像できる。

2016年3月に発売したAPS-Cミラーレス一眼のフラッグシップモデル「FUJIFILM X-Pro2」。画質の高さで写真ファンに高く評価されている
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 GFXは、標準レンズ1本込みの価格が100万円に迫るなど決して安くはないので、万人向けのカメラではないのは確かだ。だが、プロのみならずアマチュアの写真ファンでも圧倒的な高画質の写真が手軽に撮影できることから、究極を求める人にヒットする可能性は高い。

 オリンパスが2016年末に発売してヒットした高速連写モデル「OM-D E-M1 Mark II」や、パナソニックが今春に発表するとみられる4K動画モデル「LUMIX DMC-GH5」、高速オートフォーカスの評価が高いソニーの「α6500」など、昨今のミラーレス一眼は一眼レフと比べて高性能化が著しい。ミラーレス一眼は「小型軽量で簡単に使えて安いカメラ」というイメージから、「小型軽量だけど高性能・高画質なカメラ」という認識に変わりそうだ。

(文/磯 修=日経トレンディネット)