この記事は「日経PC21」2016年3月号(2016年1月23日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 最近「フィンテック」ということばをよく耳にするようになった。ファイナンス(金融)とテクノロジーから作った造語で、お金回りのことをテクノロジーで便利にするサービスの総称。新しいサービスが続々登場している。

 「ヴェンモ」はユーザー同士で少額の決済が可能なサービスで、これが便利この上ないのだ。ヴェンモのユーザー同士なら、食事の割り勘といった友人との少額のやり取りがメールを送るような感覚でできる(図1)。もちろんシェアハウスの家賃など、それなりの金額になる支払いもその場でできてしまう手軽さが受けている。

図1 ユーザー同士の少額決済を可能にしたサービスが「ヴェンモ」だ。メールを送るような感覚でスマートフォンから送金もしくは請求ができる(上)。指定した銀行口座とヴェンモの口座との間でも、簡単に入出金できるようになっている(右)
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 このほかにも、自動で信用度の調査を行うことによりスピード融資を可能にした「カバッジ」も利用が拡大中(図2)。従来なら厳しい審査のために何週間も待つ必要があった。カバッジならネットで申し込み後、最短なら何と6分で融資が成立する。

図2 最短6分で成立するスピード融資が売りの「カバッジ」は、特に起業家の人気を集めている。24時間、必要なときに融資の申請が可能。銀行口座やECサイトの評価を基に査定を自動化している
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 速さの秘訣は信用調査のやり方。銀行口座や、アマゾン、スクエア、イーベイなど、ビジネスで利用しているECサイトでの評価を機械的に査定することでスピード融資を実現した。