【落合カメラマン:第3位】オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」

 待望のワイドズームは、想像通りの描写性能を備えていた。とにもかくにも周辺画質の確保具合がお見事。そもそも、過去にパナの7-14mm F4を使っていた記憶を引きずっての印象ではあるのだが、正直、開放時の描写に関してはもっと「それなり」かと思っていた。いい意味で想像を裏切られたカタチだ。さすがは「PRO」の三文字を冠するレンズ、開放F値F2.8から、中央はもちろん周辺に至るまでキリッと引き締まった仕上がりをいざなうのである。

オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」。実売価格は13万円前後で、2016年1月31日の購入分まで1万円のキャッシュバックキャンペーンを実施している
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 思えば、12-40mm F2.8 PROや40-150mm F2.8 PROも想像以上の写りをいざなうレンズだった。OM-D E-M1で使っていると、何はなくとも解像感最重視ってな感じのカリッカリな写りになってしまうところが、満足の中にもほんのわずかな「力み」を感じさせ、ホンネの部分ではもうチョイ“余裕”のようなものを感じさせる画作りだったらベストなのに……なんてことも思っているのだけど、7-14mmの印象も見事に相似。上記2本のレンズを所有していることを考えると、自己所有レンズのラインアップを完成させるためにもこのレンズの購入は必須でしょうなぁ……なんてことを思わせた時点でオリンパスの勝ち!

 というワケで、個人的には、倍とまではいかずともそれに近い価格差があることに目をつぶり、ここではパナを捨てオリを選ぶことになる。描写性能面だけじゃなく外観のデザインでも選ぶはコチラ。写りにゃ関係なくとも、レンズって見た目(外観)も大切だよねぇ。

この手の被写体をこの条件で絞り開放撮影し、その結果としてこの仕上がりが得られている……いやはや、ナンとも文句のつけようのない展開である。ホントによく写るレンズだ(OM-D E-M1使用、ISO200、1/2000秒、F2.8)
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落合憲弘(おちあいのりひろ) プロカメラマン
氏名 街中スナップ大好きのしがない写真撮り&物書き。生まれながらの天の邪鬼。もともと機材関係には興味がなく、そもそもカメラにもこだわりはなかったハズなのだが、デジカメ時代に突入してからは「より自分にピッタリの一台を追い求める」という都合の良いイイワケのもと、年間5~10台のデジカメを購入するハメに陥りつつ、青息吐息で現在に至る。だが、カメラ好きではなく写真好きを自認。加えて、クルマにもチトうるさいと自分では思っている。カメラグランプリ2016選考委員。