RX100シリーズ、機種ごとの違いをチェック

 初代モデルの大ヒットにあぐらをかくことなく、改良を重ねた新機種をコンスタントに投入していったのも、RX100シリーズの魅力だ。ただ、RX100シリーズは外観が基本的に同じこともあり、「機種ごとの違いがよく分からない」「どの点を見て選べばよいのだろうか」と感じる人も多い。機種ごとのおもな特徴をおさらいしてみたい。

▼RX100シリーズのおもな機能や装備の違い
初代RX100と比べて一般的に優れているといえるポイントをオレンジ色で示した。RX100 III以降の機種は5000円のキャッシュバックキャンペーンが始まった点にも留意したい

▼装備は簡素だが画質は現役の「初代RX100」

 RX100シリーズの購入を検討しているならば、まずは初代RX100を知る必要がある。シリーズは世代を重ねるごとにさまざまな進化を遂げていったが、“素”のモデルといえるRX100と比べることで、2世代目以降のモデルで追加されたり改良された装備が自分にとって必要かどうかが判断できるからだ。

 初代RX100のレンズは、35mm判換算で28~100mmをカバーする光学3.6倍ズームだ。広角側がF1.8と明るいのがポイントだが、接写性能に弱いのが留意点といえる。広角端では約5cmまで近づけるものの、ちょっとでも望遠側にズームすると途端に撮影距離が延びてしまうので、小さな花や食べ物を大きく写し取るのは難しい。シーンによっては、広角側の引きが足りないと感じることも多い。テーブルフォトや広角撮影重視ならば、レンズユニットを一新したRX100 III以降の機種もチェックしたい。

現在でもシリーズで一番の人気を誇る初代RX100
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背面液晶は固定式で電子ビューファインダーも搭載せず、シンプルな作りだ
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 撮像素子は、裏面照射型ではないCMOSセンサーで、高感度こそシリーズで唯一ISO6400止まりとなるが、低感度での撮影ならば最新のRX100 Vと比べてもそん色のない画質を誇る。シリーズで定評のある高画質は、初代RX100でも健在なのだ。

 液晶モニターはオーソドックスな固定式で、電子ビューファインダーなどのプラスアルファも持たず、さすがに装備は物足りなさを感じる。だが、その分重量はシリーズでもっとも軽く、バッテリーとメモリーカードを含んでも240gに抑えた。フットワークの軽さを重視するならば注目できる。

▼唯一のホットシューを搭載するが中途半端な印象の「RX100 II」(DSC-RX100M2)

 RX100をベースに、シリーズで唯一のホットシューを搭載したモデル。ソニー独自のマルチインターフェースシュー規格なので、クリップオンストロボだけでなく外付けの電子ビューファインダー(EVF)も搭載できる。ストロボでバウンス撮影をしたい人にとっては唯一の選択肢となるが、RX100でクリップオンストロボが必要になるシーンはそう多くはないだろう。

 液晶はチルト式を採用するが、RX100 III以降で採用された180度回転タイプではないので、自分撮りには対応しない。レンズはRX100と同じ。ホットシューがどうしても必要な人以外には、全体的に中途半端さを感じさせるモデルといえる。

シリーズで唯一のホットシューを搭載する2世代目のRX100 II
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背面液晶はチルト式を採用するが、自分撮りには対応しない
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ホットシューは、奥に端子を搭載するソニー独自のマルチインターフェースシュー規格を採用する
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クリップオンストロボ以外に、外付けの電子ビューファインダーやマイクなども搭載できる
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