「小さく」「少なく」でムダな時間を極限まで減らし、視界に入るものを最小限に減らすことで集中力を高める。東大卒の若手起業家が実践する、心を整え、最大の成果を出すための整理術を公開。

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 凜(りん)とした空気が漂う、机と本棚だけが置かれた一室。東京大学在学中に設立した学習塾の経営に加え、自治体や企業への教育方法についてのアドバイスでも活躍する清水章弘さんの書斎だ。

 部屋の中に置かれるものは、「小さく」「少なく」という視点から最低限に抑えられ、視界に余計なものが入ってこない。物が少ないからそれを整理したり、片付けたりすることに時間を奪われることもない。PCデスクを除けば例外的に置かれているのは、2つの本棚。清水さんが厳選した数十冊の本だけが並ぶ。「悩んだとき、道を示してくれる“知の巨人たちの鎮座する場”です」。

 部屋の中には、目に入ることで思考を妨げるものは存在せず、仕事や思索、読書に没頭できる環境がそこにある。時間を最も有効に活用するという意味で、まさに時短のための整理術だ。

書斎からクローゼットまで 東大式整理の実践例の一部を紹介

心を鼓舞するための本のみ本棚に入れて、あとはしまう

 本棚に置くのは「読むたびに心が鼓舞される著者の本」数十冊程度。特にお気に入りは、表紙が見えるように置く。残りは押し入れで保管。

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コード類は束ねて視界から外す

 「散らかっていると集中力がそがれる」ため、パソコンのコードは、机の脇のワイヤラックとカゴを組み合わせたポケットに収める。

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物には定位置を決める

 下着や靴下はアイテム別にカゴに入れ、クローゼットに収納。「定位置を決めておけば、探し回る余地が生じません」。

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(写真/中西裕人)

清水章弘さん
プラスティー教育研究所代表
1987年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。勉強法を教える学習塾を経営する傍ら、全国の小・中学校や企業で教育アドバイザーを務める。
「詳しい情報を知りたい方は、日経おとなのOFF 2018年12月号誌面でどうぞ。」