台湾は日本と同じく火山国。当然、至る所に温泉が湧いている。山あいのワイルドな野湯から街なかの公衆浴場まで、さまざまな温泉が点在する台湾。とことん満喫するためには、どんな準備が必要か?

「北投温泉親水公園露天温泉」は、水着着用、男女混浴の公共の露天風呂。異なる湯温の湯船がある。湯の中で手や顔をこすること、足だけ湯につかることはご法度。日本と異なるマナーとルールを守って湯を楽しみたい
[画像のクリックで拡大表示]
着用が義務づけられている水着や水泳帽のほか、ビーチサンダルもあると、浴槽と浴槽との間を歩く際に便利だ。のんびりと満喫するなら、飲料水や、合間に食べるおやつなどを入れておけるビニールバッグもお忘れなく
[画像のクリックで拡大表示]

 台湾にある温泉は100カ所以上。最もメジャーな泉質は、無色無臭で美肌の湯ともいわれる炭酸水素ナトリウム泉だ。台湾の人たちが温泉に入る目的は、健康やくつろぎ。泉質や趣向こそ日本と似ているが、入り方は、日本とやや異なる。

 一般的に、台湾の公衆温泉は混浴で、水着・水泳帽着用がルール。日本人には違和感があるが、レジャーとして捉えるといい面もある。「台湾の温泉の利点は、家族やカップルで楽しめるということ。みんなでお湯につかってのんびりして、合間に休憩しながらお菓子やフルーツを食べて、またお湯につかって…。混浴だからこその楽しみ方があります」と、ウエブサイト「台湾温泉ガイド」を運営する和田亜希子さんは話す。

 これからの季節に人気を集めるものといえば冷泉。台北から電車で約2時間半~3時間の蘇澳(すおう)には、1年を通して水温約22℃の炭酸泉があり、4~10月の夏はにぎわう。温泉、冷泉共に、選び方のコツはあるのだろうか?

「露天風呂、室内風呂の有無を施設の公式サイトでチェック。お薦めはやはり便利な北投。ここの温泉ホテルに泊まって、地下鉄やバスで台北へ遊びに行くのもあり。風光明媚な観光地、淡水も地下鉄で約20分と近いです」。

 日中は台北で遊び、夜は北投の温泉でくつろげば、旅も2倍に楽しめそうだ。

(写真/松隈直樹)

「詳しい情報を知りたい方は、日経おとなのOFF 2019年4月号誌面でどうぞ。」