2019年2月14日、キヤノンは「EOS R」のカジュアル版とも言える「EOS RP」とエクステンショングリップ「EG-E1」、新開発のRFレンズ6モデルを発表した。EOS RPおよびEG-E1の発売は3月中旬の予定で、EOS RP本体の市場想定価格は税別16万500円、EG-E1は9500円となっている。

 レンズの仕様や価格については未定だが、高倍率ズーム1モデルと大口径レンズ3モデル、大口径中望遠単焦点レンズ2モデルを19年中に発売する予定とのことだ。マウントアダプターを装着すれば従来のEFマウントレンズも使用できるとはいえ、現状4本しかないRFマウントレンズのラインアップが充実するのは朗報だ。

キヤノン「EOS RP」の「P」はフランス語の「Populair(ポピュレール:人気の、大衆の」に由来する。デュアルピクセルCMOS AF対応のセンサーは有効画素数約2620万画素。ISOは100から12800で、拡張時は最大102400となっている。本体サイズは幅約132.5×高さ85.0×奥行き70mm、本体重量約440g
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有機ELの電子ビューファインダー(EVF)は0.39型(約236万ドット)。TFT式カラー液晶モニターは3.0型(約104万ドット)で、タッチ操作対応。バリアングル式なのでハイアングルもローアングルも楽な姿勢で撮影できる
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本体上部にはメインとサブ、2つの電子ダイヤルを搭載。シーンモードは「ポートレート」「料理」「流し撮り」「サイレントモード」など全12種類
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エクステンショングリップ「EG-E1」は赤、青、黒の3色展開。カメラに装着した状態でバッテリーやSDカードの交換ができるほか、三脚を取り付けることもできる
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 ハイアマチュアからプロまでをターゲットとしたEOS Rとのすみ分けのポイントは、ずばり、軽さと価格だ。キャッチフレーズで「しっかり軽やかフルサイズ」とうたっているように、EOS RPではEOS Rの高画質・高機能を継承しつつ、ボディーの重量はEOS Rと比べて140gほど軽くなっている。また価格もキヤノンオンラインショップで税別23万7500円のEOS Rに比べると3割以上も安い。

 EOS RPがターゲットにしているのは、EOS KissシリーズやEOS Mシリーズなどのエントリーモデル、スマートフォンからのステップアップユーザー、およびEOS Dシリーズなどの一眼レフからミラーレスへの買い替え・買い増しユーザーだ。フルサイズ機は大きくて重い、価格が高いというユーザーの声に応えて小型・軽量化を図り、価格も10万円台に抑えられている。

男性としては手が小さめな筆者にも余裕で持てるサイズ感
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RFマウントからフルサイズのCMOSセンサーをのぞいてみた
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 とはいえ、EOS Rシステムの画質の高さや操作の快適さは受け継いでおり、有効画素数は約2620万画素にとどまるものの、映像エンジンには最新のDIGIC 8を搭載。オートフォーカス(AF)はEOS Rと同等の0.05秒(RF21-105mm F4 L IS USM装着時)で、固定時約5.0コマ/秒、追従時約4.0コマ/秒の連写が可能だ。EOS Rではファームウエアアップデートで対応予定となっている瞳AFでの連写に対応しているのもポイントだろう。

 また手ブレ補正機構に関しては、EOS R同様デュアルセンシングIS(イメージスタビリゼーション:Image Stabilization)を搭載。これは、レンズのジャイロセンサーとカメラの映像情報からブレを検出する機能で、「RF24-105mm F4 L IS USM/RF35mm F1.8 MACRO IS STM」を装着すれば、レンズの光学ISと合わせて最大5段分の補正が可能になる。

 なお、キヤノンではEOS RPの発売時に同スペックのゴールドモデルを限定5000台で用意するとのこと。発売に合わせたキャンペーンも展開しており、EOS RPとRFレンズ「RF24-105mm F4 L IS USM」を購入すれば2万円のキャッシュバックが受けられるほか、通常モデル用にエクステンショングリップ「EG-E1」、ゴールドモデル用にオリジナルレザーバッグ&ストラップなどのプレゼントも用意されている。

19年中の発売が期待されているRFレンズ6モデル。左上から高倍率ズーム「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」、大口径レンズ「RF15-35mm F2.8 L IS USM」「RF24-70mm F2.8 L IS USM」「RF70-200mm F2.8 L IS USM」、大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」「RF85mm F1.2 L USM」
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(文/堀井塚高)