KONAMIは東京ゲームショウ2018の開催初日となる20日(木)のステージイベントにおいて、モバイル版(Android/iOS版)のサッカーゲーム最新作『ウイニングイレブン2019』(以下『ウイイレ2019』)を12月上旬に配信することを発表した。
『ウイイレ2019』は、コンシューマー(家庭用機)版の『ウイニングイレブン2019』と同じゲームエンジン「Unreal Engine 4」で開発されたことで、従来のモバイル版『ウイニングイレブン2018』では秒間30フレームだったのに対し、60フレームにグレードアップ。ステージではトッププレーヤー同士によるエキシビジョンマッチが行われたが、60フレームになったことで選手たちがより滑らかに、かつ美しく動く様子がはっきりと見て取れた。
Jリーグの村井満チェアマンが登場
ステージには、スペシャルゲストとしてJリーグの村井満チェアマンが登場。本作には、ヨーロッパや南米10カ国以上のリーグのほかにも、J1とJ2リーグの全チームと選手が実名で登場することが明らかにされ、これには村井チェアマンも「ウイニングイレブンは若者にたいへん影響力があってJリーグのサポーターにもなじみがあり、サッカー界全体を熱くしてくれるゲームです」と、とても期待している様子だった。
同じく、ステージに登場したKONAMIの堀内公博プロモーション企画本部長からは、Jリーグの選手たちが実際の活躍に応じてスタッツが変動する、「PLAYERS OF THE WEEK」システムを搭載することも発表された。本システムは、実際のJリーグで活躍した選手を毎週ベストイレブンとして選出し、翌週に選ばれた選手のスタッツがアップする特別バージョンになるというものだ。また、『ウイイレ2018』からの引き継ぎ要素として、前作から登場している選手は最新のデータに更新され、登場しない選手は同等レアリティで同ポジションの選手1人とランダムで交換されることも明らかになった。
モバイル版もeスポーツ大会に!
さらに、モバイル版においてもeスポーツの大会を実施するとの発表を行った。開催日時やルールなど、具体的な内容は一切明かされなかったが、「現在、Jリーグさんと検討中です。Jリーグのクラブを代表してeスポーツの日本一を決めたり、eスポーツのすそ野を広げるようなこともやっていきたい」(堀内氏)とコメントしていた。
コンシューマー版の『ウイイレ』と同様に、将来はモバイル版でも公認のプロゲーマーが誕生するのか、あるいは賞金付き大会が開催されるのかなど、こちらの続報にも大いに注目したい。
(C)2018 Konami Digital Entertainment
(文・写真/鴫原盛之)