セガゲームスのメインステージには9月20日、「龍が如くスタジオ」の新作『JUDGE EYES:死神の遺言』の名越稔洋総合監督が登壇。同タイトルの魅力と最新情報を、KICK THE CAN CREWのMCU氏とともに語った。
12月13日にPlayStation4での発売が決定している『JUDGE EYES:死神の遺言』は、多くのファンを抱える『龍が如く』のシステムを踏襲したリーガルサスペンスアクションだ。主演に木村拓哉さんを迎えたことで大きな話題を呼んでいる。名越監督はゲーム映像だけでなく、木村さんを開発スタジオに招いて行った3Dモデルの作成シーンなどの貴重な映像を交えつつ語った。
木村さんが演じる主人公・八神隆之は、とある事件を契機に失意に沈み、やさぐれていた敏腕弁護士という役どころ。“リーガルサスペンス”として法律関係の整合性、リアリティーを失うことなくエンターテインメントに満ちたシナリオを用意するのは『龍が如く』とはまた違った苦労があったとのこと。
また、八神は弁護士としてだけでなく、探偵として与えられた条件からターゲットとなる人物を特定して尾行したり、浮気現場の証拠を押さえてお金を稼いだりと、『龍が如く』では見られなかった行動も求められるという。
あまりにリアルに再現された木村さんの姿に…
本作には木村さんだけでなく、主要人物として、谷原章介さん、ピエール瀧さん、滝藤賢一さん、中尾彬さんといった実力派俳優陣も出演するが、ゲストとして登壇したMCU氏もまたレトロゲームを集めたゲームセンターの店長として出演するそうだ。
『龍が如く』をプレーした際に夢中になりすぎて朝を迎えてしまったという逸話を持つMCU氏は、「龍が如くスタジオ」作品への出演が叶い、感無量の様子。また、あまりにリアルに再現された木村さんの姿に「ちょ待てよ」の台詞が作中に登場するのかどうか、非常に気に掛けていたのが印象的だった。名越監督はそれに対して明言は避けていたものの、その反応を見るともしかしたら……?
なお、セガゲームスのブースではデモ版の試遊台だけでなく、東京ゲームショウ2018向け特別公開のロングバージョントレイラーが見られるシアターも用意されている。さらに八神隆之が大きく描かれた大型ショップバック、トレイラーを視聴した人には特製パンフレットも配布されるので、「龍が如く」シリーズのファンだけでなく、木村さんのファンには見逃せないスポットになっている。
この名越氏が登壇する『JUDGE EYES:死神の遺言』のステージは21日と22日は13時半から、23日は14時からも予定されているので、TGS会場へ足を運ばれる際は、ぜひチェックしてみて欲しい。
(文・写真/稲垣宗彦)