昨年30周年を迎えた「ロックマン」シリーズ。その30周年を記念して完全新作としてリリースされるのが『ロックマン11 運命の歯車!!』だ。カプコンブースの『ロックマン11』コーナーでは、試遊台を設置し、体験することができる。
『ロックマン11』はすでにPlayStation4とNintendo Switch、Xbox Oneで体験版が配信中だが、遊べるのはブロックマンステージのみ。東京ゲームショウでは、ブロックマンに加え、ヒューズマン、ブラストマン、パイロマンのステージも遊ぶことができる。「ロックマン」シリーズと言えば“8大ボス”。つまり東京ゲームショウでは、その半分のステージが遊べてしまうという大盤振る舞いだ。
実際にプレーしてみたが、結果から言うと、4ステージのクリアは1回の試遊では無理。2ステージ分体験してきたが、どちらもボスまで到達するも、ボスを倒すことは叶わず。そんなに簡単にクリアできるほど「ロックマン」は甘くないというのをまさに体験してきたというわけだ。
ロックマン11は、新要素としてダブルギアシステムが追加された。使用するごとにゲージが増えていき、マックスまでたまるとオーバーヒートしてしばらく使えなくなる。スピードギアとパワーギアの2種類があり、スピードギアは、その名の通り、ロックマンの速度がアップする。ゲーム上ではロックマンの速度があがるというよりは、ロックマン以外のもの(敵や仕掛け)がゆっくりと動くようになる。『サイボーグ009』の加速装置的な効果だ。
パワーギアはロックバスターの手数が増えたり、特殊武器が強化されたりする。
どちらもゲームを進めるうえで有利になるというより、このシステムをうまく使いこなさないとクリアするのが難しいといった感じだ。また、同時に2つのギアを動作させるダブルギアもあり。
「ロックマン」シリーズはファミコン時代から難易度の高いアクションとの印象があったが、今回もそれは変わらず。また、グラフィック面は格段にアップしているものの、基本となるゲームシステムは昔と変わらない。「ロックマン」シリーズの完成度の高さを再確認できた。
試遊が終わったら、ノベルティをゲット。ロックマン11でもらえたのはボス8体のアイコンが描かれたステージセレクトをイメージしたコースター。ボス一つひとつが取り外せるようになり、ロックマンと併せて9枚のコースターになる。
ロックマン11コーナーの隣にはロックマン30周年ミュージアムもあり。ここでは、「ロックマン」シリーズの歴史年表や30周年グッズの展示などが行われている。最後にロックマン30周年&ロックマン11発売記念オリジナルハンドブックとロックバスターの団扇がもらえる。試遊ができなくても、立ち寄るべきコーナーだ。
(文/岡安学、写真/志田彩香)