いよいよ10月に発売が迫った『ストリートファイター30thアニバーサリーコレクション インターナショナル』。東京ゲームショウのブースでもプレイアブルを用意。『ストリートファイター(初代)』から『ストリートファイターIII 3rdストライク』までの日本版12タイトルすべてで遊ぶことができた。
今回の試遊では、『スーパーストリートファイターIIX』『ストリートファイターZERO3』『ストリートファイターIII 3rdストライク』の3タイトルをプレー。いずれもアーケード現役の時にリアルタイムで遊んでいた身としては手慣れたもの…のハズだった。
『スーパーストリートファイターIIX』はコマンド入力がかなりシビア。『ストV』では簡易入力ができる。しっかり入力しなくてはならない『スパIIX』はまあ、難しい。この入力で、よくしゃがみ中キックからのファイナルアトミックバスターが出せたものだ。というか、立ちスクリューもなかなか出ない。あ、ちなみに使用キャラはザンギエフ。あと、昇龍拳が強すぎ。完全無敵であるのは当然として、攻撃の当たり判定大きすぎる。これを見ると、『ストV』のリュウ使いは本当に苦労しているのだなとわかる。
『ストリートファイターZERO3』も当時の記憶とはまったく違って、思ったような操作をするのがなかなか難しい。対戦格闘ゲームは年々コマンドやシステムが複雑化しているというが、いやいや現在の方がだいぶ遊びやすくなっている印象だ。
『ストIII 3rdストライク』は、思ったような感じで動かすことができた。ただ、この3タイトルの中では当時一番遊ばなかったタイトルなので、対戦ではまったく勝てる気がしないのは変わらないのだが。
こうやって12タイトルがいっぺんに遊べるのは、いろいろ違いがわかって面白い。タイトルを重ねるごとに自分の腕前が上がっているような気がしていたが、まったくの勘違い。それぞれのタイトルをやりこまないとうまくなれないというのが再確認できた。さすが「ストリートファイター」シリーズ。奥が深い。
ほかにもいろいろ触ってみたかったが、残念ながらタイムアウト。ゲーム終了後は、カプコンブースおなじみのノベルティのゲットチャンス。『ストリートファイター30th』コーナーでは、オリジナルステッカーを配布している。ステッカーは各タイトルのポスター画やリュウの変遷。各タイトルのロゴなどがステッカーのモチーフとなっている。
(文/岡安学、写真/志田彩香)