「絶体絶命都市」シリーズは、地震や豪雨などの自然災害によって文字通り絶体絶命にさらされた状態から何とか脱出して生き延びるという、サバイバル・アクションアドベンチャーゲームだ。

 2018年10月25日発売予定の最新作『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』(PS4)は、PSVRにも対応している。VRでどのくらいリアリティが上がるのか体験できると聞き、ワクワクしながらソニー・インタラクティブエンタテインメントブースに行ってきた。

 シリーズ4作目となる『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』は、就職活動で訪れた都市で突如大地震に遭遇し、人々と交流したり情報を集めたりしながら崩壊都市の脱出を図るというストーリーとなっている。

<プレイした知識が実際の震災に役立ったとの呼び声が高い本シリーズ。「Summer Memories」とのことで、夏ゆえの問題がたくさんありそうだ (c)Granzella Inc. All rights reserved.
<プレイした知識が実際の震災に役立ったとの呼び声が高い本シリーズ。「Summer Memories」とのことで、夏ゆえの問題がたくさんありそうだ (c)Granzella Inc. All rights reserved.

 ゲームはもっぱらスマホのアプリゲームな筆者は、コントローラーで操作することに身構えたが、決定ボタンの「○」と歩行開始/停止ボタンの「L」「R」のみだったので、非常に簡単だった。

 ボタンを押し、ゆっくりと歩行を開始する。夏が舞台とだけあって、セミの声がすごい。地震直後のため、ビルがミシミシと音を立てていて今にも崩れそうだ。頭を上下に動かしたり、後ろを振り返ったりすると周囲の状況が確認でき、まるで本当に震災都市に迷い込んだかのよう。

火事の現場も。「非常持出袋」などのアイテムを入手しつつ脱出を目指す (c)Granzella Inc. All rights reserved.
火事の現場も。「非常持出袋」などのアイテムを入手しつつ脱出を目指す (c)Granzella Inc. All rights reserved.

 周囲に視線を向けると「ビルの中に入る」「看板を調べてみる」「交差点方面へ向かう」などのメッセージが表示され、行きたい方向を決めて街をさまよう。

 徒歩で楽しく周囲を調査していると、ビルに近づいた途端建物が倒壊し、思わず「うわあ!」と叫んで頭を抱えてしまった。建物が崩れるのと同時に視界が揺れ、コントローラーも震えるためかなりリアルなのだ。

 「今絶対死んだ…」と何度も思いつつも、約15分間の試遊を終え、何とかステージをクリア。絶体絶命の臨場感を、ぜひ体験してみてほしい。

ビクビクしながらプレー中の筆者
ビクビクしながらプレー中の筆者

(文/吉成早紀、写真/赤坂麻実)

この記事をいいね!する