ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のブースで、PlayStation VRを使う同社の新作アクション・ゲーム『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』を試遊した。完全新作なのでもちろん筆者も初体験だが、驚くほどとっつきやすい。
まず、操作がシンプル。頻繁に使う動作はすべてボタン一つで行えるし、感覚的になじみやすい割り当てになっている。それでいて、一つひとつの動きの描写がいいので、陳腐な感じはしない。足からのジェット噴射で高く舞い上がったり、意外に鋭いキックで敵を蹴散らしたりするのが心地いい。
ASTRO BOTは買ったその日から誰もが楽しめそう
ヘッドマウントディスプレーを装着した頭部を振って、ゲーム世界のオブジェを吹っ飛ばしたり、コントローラーのキーパッドをフリックしてパチンコ弾をショットする要領でASTROを飛ばしたり、初めて体験する操作もあるが、これも直感的にこなすことができ、難しくはない。
「最近のゲームにはついていけない……」「ゲームはもう自分(たち世代)のものではなくなった」と思っている人も、これならきっと親しみが持てるはず。操作感覚に慣れるのに時間がかかるゲームもあるなか、ASTRO BOTは買ったその日から誰もが楽しめそうだ。
三頭身キャラの表情はデフォルメ感が強くてキュート
キャラクターもかわいい。ASTROたちは決して表情豊かとはいえないのだが、かえってそのせいで、目玉(顔面部分に青く光る2つの円)が落ち込んだふうにゆがんだり、笑ったように細くなったりするだけでもうれしくなってくる。VR特有の臨場感のおかげで、ゲーム世界に入り込んで、かわいいASTROと一緒に冒険できる感覚がとても楽しい。
試遊特典の缶バッジと写真撮影特典のステッカー
PlayStation 4用アクション・ゲーム(VRプラットフォーマー)の『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』は2018年10月4日発売予定。東京ゲームショウのSIEブースでは、ASTROと写真を撮るとステッカーが、試遊すると缶バッジがもらえる。
(文・写真/赤坂麻実)