コナミブースでは、スーマートフォン向け新作ゲーム『ラブプラス EVERY』の体験コーナーが大人気。ビジネスデイ初日の午前中ですでに110分待ちの行列が発生したという。その『ラブプラス EVERY』を体験した。

 「ラブプラス」シリーズは、2009年にニンテンドーDS用ゲームとして誕生した恋愛コミュニケーションゲーム。高校を舞台に、高嶺愛花、小早川凛子、姉ヶ崎寧々の3人の女の子と出会い、告白の後「カノジョ」との日々の恋人生活を楽しめる。本体内蔵時計と連動し、リアルタイムで進行するゲームシステムで人気を博した。『ラブプラス EVERY』はその最新作となる。プラットフォームはAndroidやiOSといったスマートフォンで、モバイルVRに対応したのが目玉。今冬配信予定だ。

 『ラブプラス EVERY』体験コーナーは、コナミブースの正面の一角に設けられている。黒板や下駄箱などがた飾り物として設置されており、ほかの展示コーナーとは雰囲気が大きく異なる。ブースの壁には過去の『ラブプラス』シリーズのイラストや、キャラクターの等身パネルなどが展示されていた。

 『ラブプラス EVERY』の体験コーナーは学校の教室に見立てた個室で区切られている。個室の中には学校で使われるテーブルが設置されており、ゲームに登場するキャラクターと同じ制服を着たコンパニオンが、マンツーマンで丁寧にゲームを説明してくれる。

コナミブースは『ラブプラス EVERY』の体験コーナーを設置。学校を催しておりここだけ雰囲気が異なる
コナミブースは『ラブプラス EVERY』の体験コーナーを設置。学校を催しておりここだけ雰囲気が異なる
体験コーナーのには過去の「ラブプラス」シリーズで使われたイラストを展示している
体験コーナーのには過去の「ラブプラス」シリーズで使われたイラストを展示している
掲示板や下駄箱など、小道具に凝っていた
掲示板や下駄箱など、小道具に凝っていた
個室に区切られており、制服を着たコンパニオンが丁寧にゲームの内容や進め方を教えてくれる
個室に区切られており、制服を着たコンパニオンが丁寧にゲームの内容や進め方を教えてくれる
学校の机上にはスマホとヘッドホン、モバイルVRゴーグルが置かれていた。モバイルVRゴーグルは体験後持ち帰ることができる
学校の机上にはスマホとヘッドホン、モバイルVRゴーグルが置かれていた。モバイルVRゴーグルは体験後持ち帰ることができる

朝一番にコナミブースへ

 今回出展されている『ラブプラス EVERY』は、TGS限定バージョンの体験版となる。最初に「カノジョ」を1人選択し、そのキャラクターとの会話をモバイルVRで楽しめる。画面に選択肢が表示されるので、首を動かして視点を変えて選択する仕組みだった。

 「カノジョ」に高嶺愛花を選択したところ、放課後の教室で部活に行くまでの待ち時間を二人きりで過ごす物語だった。目はモバイルVRゴーグル、耳はヘッドホンをしているためか、臨場感はかなりのもの。夕暮れの教室に自分が居て、まるで目の前に「カノジョ」が存在しているかのように見えた。その臨場感で「カノジョ」と二人っきりというシチュエーションのためか、プレー中はかなりドキドキした。しかし、いい年こいたオッサンがモバイルVRゴーグル越しにニヤけている姿を、かわいいコンパニオンのお姉さんに見られている、と冷静になると変な冷や汗が出てしまう。今後『ラブプラス EVERY』が配信されたら、誰にも見られない自宅でじっくり楽しみたいと思う。

 体験に使ったVRゴーグルはそのままお土産としてもらえる。もちろん、『ラブプラス EVERY』の配信後にはゲームで利用できるという。ビジネスデイ2日目となる今日もかなりの行列ができていたため、一般公開日はもっと混雑が予想される。「カノジョ」たちのモバイルVR体験は素晴らしいものなので、「ラブプラス」のファンなら朝一番にコナミブースへ向かった方がいいだろう。

ゲームプレー中は周りの目が一切気にならなかった
ゲームプレー中は周りの目が一切気にならなかった
キャラクターの等身大パネルも展示。体験コーナーのコンパニオンはすべて制服を着用している
キャラクターの等身大パネルも展示。体験コーナーのコンパニオンはすべて制服を着用している
『ラブプラス EVERY』の体験コーナーは大人気。ビジネスデイ2日目でも長蛇の列ができていた
『ラブプラス EVERY』の体験コーナーは大人気。ビジネスデイ2日目でも長蛇の列ができていた

(文・写真/田代 祥吾)

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