映画「アベンジャーズ」では、そのオールスターっぷりに、「日本よ、これが映画だ。」と煽りまくりだったが、多くのカプコン格ゲーファンにとって見れば、「10年遅いぜ、映画」と思ったに違いない。その理由はすでにゲームでは「マーベルVS.カプコン」シリーズ(X-MEN VS.ストリートファイター)の存在があったから。ということで、「アベンジャーズ」よりも、マーベルコミックスのヒーローが一堂に会する作品として存在する「マーベルVS.カプコン」シリーズの最新作が9月21日に発売。東京ゲームショウ2017カプコンブースでも試遊台を用意しており、対戦を楽しむことができる。

 すべての対戦台ではアーケードコントローラーを用意しているので、パッドでの格闘ゲームが苦手の人も安心してプレーができる。

 さらに7台用意した対戦台のうち、1台はゲーム開発者との対戦ができる専用台。開発者にゲームを解説してもらいながらプレーしたり、自慢の腕を駆使して開発者をコテンパンにやっつけてしまうこともできてしまうのだ。しかも、その様子はネットで配信され、開発者やプロ実況者による実況・解説付きでプレーができる。プレー前に開発者との対戦を希望しておけば、誰でも対戦することができる。

7台中6台は通常の対戦台。来場者同士が対戦するようになっている。一番上の対戦台のみ開発者と対戦ができる
7台中6台は通常の対戦台。来場者同士が対戦するようになっている。一番上の対戦台のみ開発者と対戦ができる

 ちなみに『マーベルVS.カプコン:インフィニット』は、X(ロックマン)、リュウ(ストリートファイターシリーズ)、モリガン(ヴァンパイアシリーズ)などカプコンキャラクター15人とスパイダーマンやアイアンマン、ドクター・ストレンジなどマーベルコミックスのキャラクター15人が参戦。このシリーズのもとになった『X-MEN VS.STREET FIGHTER』のマーブルコミックス側のメインであるX-MENキャラクターが入っていないのが残念。ある意味「アベンジャーズ」効果かも知れない。ダウンロードキャラクターも用意しているとのことだが、X-MENキャラクターは、期待薄と言ったところだ。

選べるキャラクターは全部で30種類。『デッドライジング』のフランクやゴーストライダーなど渋いキャラクターも
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PS4とXboxOneタイトルなので、グラフィックは抜群。モリガンもより妖艶になっている
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派手な演出とエアリアルからの連続技、簡単コマンドは継承
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(文・写真/岡安学)

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