米ナイキが2019年1月15日(現地時間)、“スマートシューズ”をうたう「ナイキ アダプト」シリーズの第1弾「ナイキ アダプトBB」をニューヨークで発表した。発売は2月17日で、価格は3万7800円。

発表会は1月15日(現地時間)、米国ニューヨークで開催された

 このシューズの特徴は、スマホの専用アプリを操作して靴のフィット感を自由自在に変えられること。靴に搭載されたボタンで調節できる現行モデル「ナイキ ハイパーアダプト1.0」(販売価格8万1000円)を進化させ、価格はほぼ半額に抑えた。

“スマートシューズ”をうたう「ナイキ アダプト」シリーズの第1弾「ナイキ アダプトBB」

 ナイキ アダプトBBの中に足を入れると専用のモーターとギアが足が必要とする圧力を感知し、アプリの操作に合わせてシューレース(靴ひも)を締めたりゆるめたりできる。足がさまざまな動きをしているときにもしっかりとシューズに安定させるため、シューレースはパラシュートコードとほぼ同じ32ポンド(約14.4kg)の力で引っ張ることができる強度になっている。

シューレースはパラシュートコードとほぼ同じ32ポンド(約14.4kg)の力で引っ張ることができるうえ、コーティングを施すことでよく滑るという

 ワイヤレスで充電できる機能も搭載。フル充電(約3時間)すれば10~14日は使える。充電器を持ち歩かなくても出先で不便に感じることがないようにした。

 第1弾にバスケットボールシューズを選んだのは、動きの激しいバスケに対応できれば他のスポーツにも展開できると考えたからだという。もともとソールに厚みがあるので機構部分を違和感なく搭載できるという理由もあるのだろう。

 アプリからは機構部分に搭載したLEDを好きな色に変えることもできる。発売から2週間後には、締め付け具合を記憶できるプリセットモードを提供する予定。バスケ選手なら試合中はきつく締め、休憩時間はゆるめるという動作があり、それらをプリセットにすることで素早く切り替えることができる。同社ではシューズとアプリをベースにしたアスリート向けパーソナライゼーションの第一歩と位置付けている。

専用の台に乗せると充電はワイヤレス(Bluetooth)で可能
アプリからバッテリーの残量も確認できる
アプリからシューズ側面にあるボタンを好みの色に変えることができる

(文/山下奉仁=日経クロストレンド)