英語ができるようになるには鉄則があります。それは、“毎日”少しでも”続ける”ことです。当たり前のようですし、みなさんもおわかりと思いますが、これがなかなかできないものなんです。いろいろと楽しくなる工夫をして、飽きないようにすることが大切。そこで、今回皆さんに紹介するのは「オンライン英会話」の活用法です。オンライン英会話は、先生とともに行うので、実地訓練となり、自分の英語力を客観的に評価してもらえるメリットもあります。今回は、オンライン英会話を効果的に毎日利用する方法を伝授しましょう。

安河内哲也(やすこうち・てつや)。上智大学外国語学部英語学科卒。東進ハイスクール、東進ビジネススクール英語講師。通訳案内士。『英語は「体」で勉強しなさい』(中経出版)他多数
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手始めに動画ディクテーションにチャレンジ

 「英語学習者なら例外なく挑戦すべきだ!」と思っているのが、オンライン英会話です。オンライン英会話とは、スマホかパソコン、タブレットを使って、1日約25分間、マンツーマンの対面式で英会話の練習ができるシステムです。主なサービスとしてはレアジョブの「レアジョブ英会話」、DMM.comの「DMM英会話」、QQ Englishの「QQ English」、そのほか前回ご紹介したEnglishCentralの「EnglishCentral」などがあります。それぞれの違いは、どんな先生を抱え、どんな教材を使っているかで、システムはほぼ共通しています。

 どの会社も、生徒が先生を選ぶことが可能で、生徒は先生を評価する仕組みになっているため、上手な先生には星がたくさんつきます。先生の世界も競争なので、大変です。各先生が生徒の予約を獲得しようと授業をがんばっているわけです。

 教材や会話の内容も、日常会話やフリートーク、ビジネス英語、時事英語、文学など、幅広く自分の興味のある題材を選ぶことができます。また、テーマを決めたら、ある記事が読まれ、それについてのQ&Aを使ってやり取りするため、リスニングとスピーキング、リーディングの3技能が網羅されていると考えていいでしょう。教材はどんどん進化しているので、昔に比べると内容も充実してきています。

 しかもコストパフォーマンスがいい。ひと月数千円で毎日約25分のマンツーマンの英会話レッスンが受けられるというのが基本です。仮に月6000円だとすると、1日のレッスン料は25分で200円という計算です。中には1日150円で提供している運営会社もあります。時間も自由に選べるので、「この時間の都合が悪い」などと言い訳はできません。月額料金が1万5000円ほどかかるサービスもありますが、それは先生の出身国の違いによる場合が多いようです。米国や英国の先生が高めといったイメージでしょうか。

 しかし、私は初心者は例えばフィリピンの先生で挑戦するのも良いと思っています。なぜなら、フィリピンは、スペインや米国の植民地だった時代を経ているため、公用語がフィリピノ語と英語です。また、多民族国家のため、地域や民族によって言語が異なり、国内の言語数は80前後ともいわれています。フィリピノ語を話せない国民も多く、国民がコミュニケーションを取り合うには、公用語のひとつである英語がなくてはならない存在となります。

 そんなフィリピンの人たちは、小学校中学年から英語を第二外国語として学びます。英語を第二外国語として苦労して学び、マスターしてきただけあり、どうしたら英語を話せるようになるか、彼らなりの経験とノウハウがあります。そのノウハウが日本人の英語学習にとても役立つわけです。また、ネイティブスピーカーほど使用する語彙のレベルも高くないので、初心者には逆によいこともあります。まずは安価なコースから試してみるとよいでしょう。

タブレットやスマホ、パソコンでいつでもどこでもできるオンライン英会話。出張先でも使えます
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