「外国語を自在に操りたい!」──ビジネスパーソンにとって切実な願いだ。ただ、今なら、ITの力を借りた便利なツールやサービスがたくさんあるので、これらを利用しない手はない。できるだけ楽をして、英語をはじめとする、外国語をモノにする方法を紹介しよう。今回はスマホのカメラをかざすだけで書かれている文字を翻訳できる「Google翻訳」アプリの『リアルタイムカメラ翻訳』機能について解説する。

 旅行や出張で海外に行く場合は、スマホに「Google翻訳」のアプリをインストールしておくとよい。

 同アプリの特徴は、スマホのカメラをかざすだけで書かれている文字を翻訳できる「リアルタイムカメラ翻訳」機能を備えることだ。例えば、英語のメニューにスマホをかざすと、画面に映る文字がリアルタイムで日本語に翻訳された(図1)。分からない単語をいちいち辞書で調べる必要がないのは、とても便利だ。レストランでメニューに書かれた料理名がよく分からない場合や、看板に書かれた文字が分からない場合などに重宝する。できるだけ正面から撮るように角度を調節すると、翻訳精度が上がる。

スマホをかざすとリアルタイムで外国の文字が日本語に
図1 Google翻訳のスマホアプリ版なら、画面に映る文字をその場で翻訳できる。2018年4月中旬時点では、リアルタイムで日本語に訳せるのは英語のみ
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 2018年4月中旬時点では、直接日本語に翻訳できるのは、英語のみ。だが、英語との間ではフランス語やドイツ語、中国語、ロシア語など、多数の言語でリアルタイムカメラ翻訳を利用できる(図2)。

日本語ほか計38言語で使える
図2 スマホのカメラをかざして訳す「リアルタイムカメラ翻訳」には、38言語が対応。「英−中」「英−韓」など、英語なら対応する言語が多い
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 英語圏以外に旅行する場合は、翻訳先の言語を英語に設定して、リアルタイムカメラ翻訳機能を使う手がある。現地の言葉は完全にお手上げでも、英語なら多少は分かるという場合は多いだろう。

 例えば、図3はフランスのスーパーマーケットの食料品売り場で試したところ。パッケージの絵柄などから商品の内容をある程度判断できる場合もあるが、説明書きを全く理解できないと、買うのは不安だ。そこで、リアルタイムカメラ翻訳機能で英語に訳してみた。すると、「羊の乳のヨーグルト、セベンヌ産の栗」と書かれていることが分かった(図4)。これなら、安心して買うことができる。

翻訳先を英語にしてみる
図3 英語圏以外に旅行する場合で、書いてある内容が理解できず困ったときは、翻訳先を英語に設定して使う手がある。左図はフランスのスーパーマーケットの食料品売り場の例
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図4 商品説明部分にカメラをかざすと、英語で表示された。フランス語は全く分からないが英語なら多少分かる、という場合に役立つ
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 ギリシャ語など、リアルタイムカメラ翻訳に対応していない言語もある。その場合は、撮影ボタンをタップ。すると画像内の文字が解析される。意味を知りたい部分を指でなぞると翻訳される(図5)。

ギリシャ語など、リアルタイムカメラ翻訳に非対応の場合は?
図5 リアルタイムカメラ翻訳に対応していない言語の場合、いったん撮影(1)。画像内の文字が解析されるので、翻訳したい部分を指でなぞる(2)〜(4)
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