演奏活動でメシを食っていたこともある、音楽とITにはちょっとうるさいライターの湯浅英夫氏が、自分がハマった物について、そのハマった穴を解説していく。今回は木製キャビネットを使ったBluetoothスピーカーについて。

 オーディオ機器の選び方は人それぞれだが、筆者の場合は「なるべくイイ音で、なるべく扱いが楽なものを」というのが選び方の基準になっている。楽をしたいのだ。あとはなるべく生活費に響かない値段だとうれしい。しかし困ったことに、だんだんと耳がぜいたくを覚えてしまい、イイ音の基準が上がってきてしまった。仕事で色々なオーディオ機器に触れすぎたのが原因だろう。日常的に使っているBluetoothスピーカーにも不満を覚えはじめている。

インターアクションのBluetoothスピーカー「オラソニック IA-BT7」
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 Bluetoothスピーカーというとバッテリー駆動の安価なものをイメージしがちだが、音やデザインにこだわった据え置き利用向けのちょっと高価なものもある。そうしたタイプの中から、日常的に使うものだから少しぜいたくをしたいと考えて、ソニーかBOSEかと迷った末に目をつけたのが、インターアクションのBluetoothスピーカー「オラソニック IA-BT7」(以下IA-BT7)だ。

 オラソニック(Olasonic)は、2010年にPC向けのUSBスピーカー「TW-S7」を発売してスタートしたオーディオ機器のブランドだ。PC向けのスピーカーとしては高音質なのに価格が手ごろということで話題を呼んだ。

 実は、その最初の製品であるスピーカーを発売以来長く愛用している。卵型でプラスチック製という、およそ高音質なスピーカーには見えない製品だが、これがなかなかいい音がするので手離せない。2010年発売の製品だが、いまでも現役の製品として販売されているのは、音と価格のバランスでこれを上回るものがなかなか出てこないからだろう。

オラソニックブランドの最初の製品「TW-S7」。シリコンーンゴムのインシュレーター(オーディオ機器の下に敷いて振動を抑制するもの)は、長年の使用で変色してしまった
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