1年が過ぎるのはあっという間とよく言われますが、今年も残すところ1カ月を切りました。街にあふれる年末ムードに、この1年を振り返る人も多いのではないでしょうか。

 年末といえば話題になるのが「2018ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)です。今年の年間大賞は、平昌五輪でカーリング女子日本代表チームが発していた「そだねー」でした。トップテンには「eスポーツ」や「(大迫)半端ないって」などが入り、オリンピックやサッカーワールドカップなど、スポーツが注目を集めた年だったことを感じます。

 ところで、この賞とまったく異なる結果を出している年間ランキングをご存じでしょうか。それは、マイナビティーンズが行った「2018年10代女子が選ぶトレンドランキング」です。10代女子はいったい何を好み、どんな一年を過ごしてきたのでしょうか。13~19歳の女性519人から得られた調査結果から、イマドキの若者の姿を探っていきましょう。

(写真: Ushico / PIXTA)
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圧倒的に強い「TikTok」関連

 SNSにおける今年の大ブームは、なんといっても「TikTok(ティックトック)」です。TikTokは中国で「Toutiao(今日頭条)」を運営するBytedance(バイトダンス)が提供するサービスで、2016年にサービスが開始されました。2017年12月にはiOS無料アプリランキングで1位に輝き、2018年7月時点でグローバルでの月間アクティブユーザー数は2億人に上ります。

 TikTokは音楽に合わせて口パクをしたりダンスをしたりする様子を投稿するSNSです。それ以外にも、料理の手順やおもしろ動画などジャンルが広がってきています。15秒の短さと、簡単にセンスの良い動画が作成できる気軽さで人気が急上昇しました。

 「2018年10代女子が選ぶトレンドランキング」では、「流行ったモノ」の2位に「TikTok」がランクイン。「流行ったコト」の6位「トリコダンス」、7位の「全力○○」もTikTokで流行したダンスです。

 ダンスといえば、DA PUMPの「U.S.A.」の「『U.S.A.』ダンス」が「流行ったコト」の1位に輝いています。音楽が鳴ると思わず体が動いてしまうノリのいい曲はTikTokでもよく利用され、170万件以上の動画が投稿されています。DA PUMP自身も公式アカウントでダンスを公開しています。

DA PUMPも「U.S.A.」を踊る様子をTikTokに投稿
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 また、「流行ったヒト」の4位に入っている「あいみょん」は、女性のシンガーソングライターです。こちらもTikTokでの口パクダンスに、あいみょんの楽曲がよく使われたことで人気になったという説もあります。今年は倖田來未が2010年にカバーしたラッツ&スターの「め組のひと」が、TikTokをきっかけとしてリバイバルヒットしました。今年の10月には音楽系企業との提携も発表されたので、TikTokは引き続き音楽業界に大きく影響しそうですね。