パソコンでメールをやり取りするようになった頃から、私たちはずっと「迷惑メール」に悩まされてきました。ケータイが普及すると、ケータイキャリアのメールにも迷惑メールは来るようになりました。そしてスマホ時代を迎え、私たちはすべてのメールをスマホ1台で受け取っています。つまり常に迷惑メールと接する時代になりました。

 LINEなどのメッセンジャーサービスが人気とはいえ、まだメールでのやり取りも多いですよね。最近では迷惑メールも巧妙化しており、個人情報やお金をだまし取られるケースも増えています。今回はそんな「フィッシングメール」から身を守る方法をお伝えします。

(写真:naka / PIXTA)
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増加する「フィッシングメール」とは

 迷惑メールにはいくつか種類があります。以前は出会い系サイトの宣伝や偽ブランドの購入などを促すメール、また英語で書かれたメールなどが多く出回っていました。こうしたメールはスパムメールと分類されています。

 一方、メールに記されたURLをクリックすることで他のサイトに遷移し、口座番号やクレジットカード番号を搾取しようとするメールを「フィッシングメール」と呼びます。

 フィッシング対策協議会によると、2017年度のフィッシング報告件数は前年度比で1.7倍に増加しているとのことです。また、日本クレジット協会が発表した「クレジットカード不正使用被害の発生状況」を見ると、2017年は被害額が前年比1.6倍に増加しています。この被害すべてがフィッシングメールを発端としたものではありませんが、迷惑メール対策推進協議会の「迷惑メール白書2018」では、この両データを並べて載せています。

 クレジットカードでお金をだまし取られるといえば、架空請求メールが有名です。利用した覚えのない有料サイトに関して、利用した料金を支払うようにと、まるで公的な立場から連絡しているような文面のメールが送られてきます。

架空請求メールの例
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