この記事は「日経PC21 9月号 IT生活羅針盤」(2018年7月発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 パソコンやスマホで視聴できる動画配信サービスをテレビの大画面で見たいと家族が言うので、「アップルTV」や「クロームキャスト」を購入して使っていた。いずれもスマホやパソコンの映像やネット配信動画をテレビで楽しめるものだ。

 一方、その後に購入した「Fire TV」は、主な動画配信サービスをパソコンやスマホなしで利用可能(図1)。日々の使用はほぼFire TVに落ち着いた。加えて、アップルTVなどと同じく、パソコンやスマホの画面をテレビに映す「ミラーリング」が可能なので、スマホの写真やウェブページ、ゲームなどをテレビに映して家族で楽しんでいる(図2、図3)。

図1 「Fire TV(ファイアー ティービー)」では、アマゾン「プライム・ビデオ」のほか、「アベマTV」「DAZN」「フールー」「ネットフリックス」など多彩な動画配信サービスを利用できる(有料のものは別途契約が必要)
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図2 Fire TVには標準で、アンドロイド端末やパソコンの画面をテレビに映す「ミラーリング」機能がある。スマホやパソコンの画面と同じものがテレビに映る
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図3 Fire TVは、テレビのHDMI端子につなぎ、無線LANでネットに接続、リモコンで操作する。現行機種(写真)は、オプションで有線LANにも対応する。USBメモリーのようなスティック型の下位モデル「Fire TV Stick」もあり、4K動画には非対応だが4980円(税込み)
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 Fire TVでミラーリングをするには、設定画面で「ディスプレイミラーリングを有効にする」を選択(図4)。アンドロイドのスマホなら、クイック設定から「マルチスクリーン」を選び、Fire TVの端末名を選ぶ。ウィンドウズ10パソコンでは、アクションセンターの「表示」から「ワイヤレスディスプレイに接続する」を選び、Fire TV名を選べばOKだ[注1]。

[注1]ウィンドウズ10でミラーリングやキャストを利用するには、パソコンがワイヤレスディスプレイ機能に対応している必要がある
図4 Fire TVで「設定」→「ディスプレイとサウンド」→「ディスプレイミラーリングを有効にする」を選択(上)。すると待機画面になるので、アンドロイド端末側でクイック設定の一覧にある「マルチスクリーン」をタップ(下)。続いてFire TVの名前を選ぶと画面が表示される
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 さらにFire TVに「エアレシーバー」というアプリを導入すると、iPhoneからもミラーリングできるほか、「キャスト」機能も利用できる(図5)。キャストは、対応アプリの動画やスライドショーなどをテレビに出力できる機能[注2]。ウィンドウズ10では、ファイルを右クリックして「デバイスキャスト」を選ぶことで、動画や音声をテレビで再生できる。

[注2]エアレシーバーのキャストに対応するアプリは「YouTube」や「Googleフォト」など一部に限られる
図5 「AirReceiver(エアレシーバー)」(税込み305円)をアマゾンのアプリストアで購入し、Fire TVに導入すると、iPhone/iPadの画面のミラーリングや、スマホ/パソコンからのキャストが可能になる。右はiPhoneの「写真」アプリでスライドショーを表示し、共有アイコン→「AirPlay」と選んでキャストした様子。ミラーリングと違って、スマホとテレビの画面は必ずしも一致しない
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(文/青木 恵美)