この記事は「日経PC21 4月号 IT生活羅針盤」(2019年2月発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 月旅行を予約したり、ツイッターで100人に100万円をプレゼントしたりと、何かと話題の前澤友作氏。同氏が営むファッションブランド「ZOZO(ゾゾ)」では、採寸用の「ゾゾスーツ」で体形を計測し、ぴったりサイズの服を注文できる。そのゾゾスーツを入手し、服を注文してみた。

 初代のゾゾスーツはセンサーを内蔵していたが、現在の2代目は黒地に白い点がプリントされたもの。これを着てスマホのカメラで撮影し、計測する。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」から申し込める(図1)。

図1 ゾゾスーツは初回無料(左)。筆者が入手した2代目は黒地に白い点をプリントしたもので(右)、これを着てスマホのカメラで撮影し、計測する。数百万着の無料配布は驚きだ(送料は200円)
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 公式アプリを起動したら、アプリの解説に従ってスーツを身に着け、スマホの背面カメラを自分に向けて設置。音声に従って時計回りに12回、撮影していく(図2)。すると計測結果が3Dで表示され、「あなたサイズの商品を見る」を選ぶと、体形に合った服を選んで注文できる(図3)。筆者は3800円のデニムパンツと1900円のプルオーバーを注文した。

図2 スマホアプリの画面。画面や音声の案内に従って、着用した自分の姿を撮影していく。筆者の場合、1回目の測定はエラーとなったが、2回目には成功。着用から15分程度で測定が済んだ
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図3 左は筆者の測定データ。スワイプで回転できる。身長と体重が同じ人の平均値と比較することも可能だ。右は届いた服を着用したところ。ぴったりサイズはうれしいが、少しでも太るとウエストが入らなくなったりするので注意
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 服を着てみると、本当にぴったり。この価格でオーダーメードに近い、サイズの合った服を購入できるのはなかなかの感動ものだ。ただし、ちまたには「エラーで計測できない」「届いた服が合わない」などの声も一部あるようだ。

 前澤氏は昨年10月、将来はゾゾスーツなしでも注文できるようにすると発表。それまで集めたデータを解析することで、身長や体重など簡単な情報だけで最適なサイズをはじき出せるようにするという。その裏には、ゾゾスーツの無料配布が大きなコスト負担になっている実態があるようで、今期の配布数は予定の半分以下に減らす計画。配布が終わらないうちにスーツを入手し、「あなたサイズ」の服を注文してみるといい。

(文/青木 恵美)