この記事は「日経PC21」2019年3月号(2019年1月24日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 高性能タブレット「iPad Pro」が刷新された。ホームボタンを廃止し、画面を狭額縁化したのが特徴だ。これらの見直しにより、画面サイズが11型へ大型化している(図1)。同シリーズには12.9型モデルもあるが、こちらは画面サイズを変えずに本体サイズを小型化。持ち運びしやすいサイズにした(図2)。

図1 「iPad」シリーズの上位モデル「iPad Pro」の新型。指紋認証を兼ねたホームボタンを廃止し、顔認証を採用するなど大幅にアップデートした
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図2 画面のサイズが11型と12.9型の2モデルを用意。11型は狭額縁化したことで、従来の10.5型から画面が大型化。一方の12.9型は画面サイズを変えずに本体を小型化し、直販価格は64ギガのWi-Fiモデルで11万1800円となる。カラーはシルバーとスペースグレイの2色
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 驚きは充電やデータ通信などに使う端子だ。こちらはアップル独自のライトニング端子から、アンドロイドやパソコンでの採用が多いタイプC(アップルでは「USB-C」と呼ぶ)へと変更(図3)。汎用の端子形状のため、充電環境をほかの端末と共有できるほか、カードリーダーや映像出力といったアクセサリーも純正以外のものを利用できるといった利点もある。また、生体認証は、指紋から顔認証の「Face ID」に変更(図4)。本体が横向きでも認証できるため使いやすい。

図3 充電やデータ通信に使う端子が、Lightning端子から、USBタイプC(アップルではUSB-Cと表記)端子に変更。付属する充電アダプターも最大18Wの急速充電タイプに強化した
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図4 前面カメラの横に顔認証のカメラを内蔵。本体が縦でも横でも認証できる。また、Wi-Fiモデルだけでなくセルラーモデルも用意。直販のセルラーモデルは、Wi-Fiモデルより1万7000円高くなる
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 Wi-FiモデルとLTE対応のセルラーモデルがあり、それぞれストレージ容量などの違いで3モデルを用意。セルラーモデルは大手3キャリアで販売するほか、アップルストアで販売するSIMフリーモデルもある。

 単体でも利用できるiPad Proだが、別売のキーボードカバーとペンをそろえると使い勝手は一段と向上する。キーボードカバーを装着すれば、入力しやすさはパソコン並み(図5)。第2世代に進化した「アップルペンシル」による入力もスムーズだ(図6)。

図5 別売の「Smart Keyboard Folio」を装着すると、パソコンと同じようなスタイルで文字入力が可能に。画面の角度も2段階で調整できる。前面から背面まで全体を覆うため、本体を保護してくれる。直販価格は11型用が1万9800円、12.9型用が2万2800円
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図6 手書き用ペンの「Apple Pencil」も第2世代へアップデート。iPad Pro本体にマグネットで装着すると、ペンのバッテリーが充電される仕組みになった。キーボードカバーと併せて、iPad Pro活用には欠かせないアイテムだ。直販価格は1万4500円
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[注]Wi-Fiモデルの重さ。セルラーモデルは633グラム

(文/原 如宏)