この記事は「日経PC21」2019年3月号(2019年1月24日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

図1 2月8日に発売された「一太郎2019」。「ATOK for Windows 一太郎2019 Limited」が付属する。上位版のプレミアム(実売価格2万5000円前後)や最上位版のスーパープレミアム(同3万8000円前後)も用意する
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 日本語ワープロソフト「一太郎」の最新版「一太郎2019」(図1)は、文書校正機能やレイアウト機能が強化されているのが特徴だ。長い社名や商品名を初出で略した場合、その後に正式名称が再度出てきたり再定義したりといった不整合をチェックできる「略称チェック」機能が追加された(図2)。

図2 長い社名や商品名などを初出以降に略す場合、正式名称が再度使われている場合や同じ略称が別箇所で再定義されている場合などに不整合を指摘する
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 また、レイアウト機能では、見出しを複数行分のスペース中央に配置する「行取り」機能や、長い文書を見開きで表示できる「見開き表示」機能を新たに搭載。行取りは、段組が設定されている場合でも上下の段の行がピッタリそろう(図3)。見開き表示は、縦書き(右とじ)の場合は実際の冊子と同じく先頭ページが左側から表示され、画面は縦方向にスクロールする。

図3 見出しを複数行分の中央に配置できる「行取り」機能を新搭載。段組文書でも、上段と下段の行がピッタリそろう。見出しのフォントサイズが本文と違っていてもこの機能は有効だ。見出しが2行以上になる場合は、行間に対して二分アキや三分アキの調整ができる
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 日本語入力システム「ATOK」は、昨年からサブスクリプション型(月額制)の「ATOK Passport」のみとなり、一太郎2019には2月1日から提供されるATOK Passport用と同等のプログラムが同梱される。

 電話口で説明するように「たかすぎしんさくのしん」と入力すると「晋」が候補に現れる(図4)。また、読み方が特殊な地名を標準的な読みで入力しても正しい漢字を提示し、正しい読みも表示するなど(図5)、入力をサポートする機能が追加された。

図4 人名や熟語に含まれる特定の漢字1文字だけを素早く入力したいとき、電話口で説明するかのように「たかすぎしんさくのしん」などと入力すると、その文字が変換候補として提示される「漢字絞り込み変換」機能を搭載。「はしごだか」で「髙」が、「ころもへんのゆう」で「裕」が変換候補に現れる
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図5 読み方が特殊な地名や駅名などを、一般的な読み方から変換できる「地名の入力支援」機能も追加した。正確な読みも表示される
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(文/内藤 由美)