『哲子の部屋』『ブレイブ 勇敢なる者「硬骨エンジニア」』など、独自の切り口のテレビ番組を企画・制作するNHKエデュケーショナルの佐々木健一氏が展開するコンテンツ論の第36回。

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 前回のコラム「『クリエイティブとは何か?』黒澤明と大島渚の金言」 に続いて、「どうしたら、クリエイティブ(創造的)な仕事が生まれるか?」について考えてみたい。いい仕事をするには、何より「モチベーション(動機付け)」が重要だ。では、どんな動機付けが、クリエイティブな仕事や人材を育むのだろうか?

 それを考える上で、一つのヒントになる問題がある。まずは“頭の体操”として、以下のクイズにチャレンジしてみてほしい。

――これらを使って“壁の高い所”にロウソクを灯す方法を考えてください。

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 マッチ、ロウソク、画びょう……。ちょっと頭をひねらないと、すぐに答えが思いつかないかもしれない。

 これは、「ロウソク問題」と呼ばれる有名な認知能力テストで、以前、私が制作したフジテレビの特別番組『ヒューマン・コード~想定外のワタシと出会うための3つの暗号~』(2012年4月6日放送)でも紹介したことがある。その際に街頭調査を行ったところ、2分以内に正解が分かった人は、100人中14人だった。

 ただ、この問題、ある“ヒント”を与えると、たちまち正答率が急上昇するのだ。そのヒントとは……。

「画びょうを箱から出して考えたら?」

 さあ、これでもう、答えが思いついたのではないだろうか?(正解は次のページに)