米グーグルが2018年11月1日に日本で発売したスマートフォン「Pixel 3」(ピクセル・スリー)シリーズ。グーグル自らが日本市場に端末を投入するのは約2年半ぶりであることに加え、有機ELディスプレーやAI(人工知能)を生かしたカメラ機能など高い性能を備えることでも話題を集めている。かつて米アップル本社で副社長も務めた前刀禎明氏は、Pixel 3をどう見るのか。

前刀禎明氏、グーグルの「Pixel 3」を語る

 日本初上陸を果たしたPixelシリーズ最新機種「Pixel 3」は、現時点での「ザ・ベスト・オブ・グーグル」と呼べる完成度だと思います。

 Pixel 3の優れている点はなんといってもカメラ。特に驚いたのが暗所での撮影に強い点です。知人が持っていたPixel 3で、レストランの店内や店を出た路上などで写真を撮ったところ、夜間にもかかわらず信じられないほど明るい写真になっていました。加工ソフトで単純に輝度を調節したのとは違って、きれいでかつ明るいんです。その場にいたみんなで「すごい」「昼間みたい」と沸きました。カメラに詳しくない人でも、思わず声が漏れるような感動があります。

Googleの「Pixel 3」(提供:Google)

 撮影機能も充実しています。シャッターを押すと、AIが前後の解析画像も含めてベストショットを選び出してレコメンドする「トップショット」、背景をぼかして被写体を際立たせる「ポートレート」など、使いでのある機能が盛り込まれています。Pixel 3で撮影した画像や動画については、Google フォトにオリジナル画質で無制限にアップロードできるのも便利です(22年1月31日まで)。動画や写真に関しては無尽蔵のストレージを持っていることになるのですから。