欅坂46は握手券が付いていなくても売れる

 この年間チャートの新人最上位は6位のピコ太郎(!)ですが、二番手は欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」でした。良かった、ちゃんと新人です。

 AKB48の公式ライバルである、乃木坂46の妹分として2016年4月にデビュー。気付けば乃木坂46を追い抜いて10位にランクインするほど人気になっています。

 その要因の一つが、他のAKB48関連グループとは異なり、全国的な認知が進んでいないこと。テレビ番組に出演するたびに反響が大きく、各種チャートで再浮上する事態を生んでいるのです。また何よりCDセールスだけではなく、Look Upやダウンロード、ストリーミングなどが、AKB48や乃木坂46といった先輩グループよりも強いことが、総合ヒットにつながっています。つまり握手券が付いていなくても欅坂46の曲を聴いてみたいというファンが、非常に多いということです。

 特にこの「サイレントマジョリティー」はマイナー調のメロディーで、「君は君らしく生きていく自由があるんだ」というメッセージ性の強い歌詞を懸命に歌うという内容で、アゲアゲなアッパーチューンの多いアイドルソングとは一線を画していることも、男性のみならず同世代の女子ファンを大きく引きつけた理由でしょう。年間TOP20に3作入っている乃木坂46も、そのファッション性から女性ファンが多いので、あとは共感されうる楽曲さえあれば、ライバルのAKB48並みに代表曲が生まれる可能性もあります。

欅坂46「サイレントマジョリティー」(ソニー)
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