合羽橋の老舗料理道具店 「飯田屋」の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は、プロにも多くの愛用者がいる包丁の「グローバル」から2016年に発売され、個性的だが使いやすいと好評の「IST(イスト)」シリーズについて、開発責任者でもある小野悟営業部長に話を聞いた。

グローバル「イスト」シリーズ。左から、専用シャープナー(6000円)、万能19cm(1万円)、小型15cm(8000円)、皮むき8cm(7000円)、パン切り20cm(9000円)、小出刃12cm(9000円)、柳刃24cm(1万2000円)。柄が黒ドット柄ではないのがポイント
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 こんにちは、飯田結太です。プロをはじめ、料理好きな方で知らない人はいない包丁ブランドに吉田金属工業(通称ヨシキン)の「グローバル」があります。飯田屋には、海外からも名指しで『グローバルの三徳包丁ありますか』と買いに来る人もいるほど人気のある包丁です。

 グローバルには、もともとプロ向けに作られた「プロ」シリーズがありましたが2015年に終了。代わって2016年に新しい「イスト」シリーズが発売になりました。

 イストは日本国内限定。さらにプロではなく、家庭で料理を丁寧に作りたいという人向けに開発された、和包丁2種類を含む6種類からなるシリーズ。これが、私にとっては驚きでした。とにかく発想が面白い。この開発を進めた吉田金属工業の小野悟営業部長の考え方が新鮮で、変な人だなと思ったのです。発売から2年がたちますが、今ではプロも愛用するシリーズになっています。

 そこで、海外でも人気の高いグローバルが、なぜ成功した後に国内限定の包丁を作ったのか、小野悟営業部長に話を伺いました。