プロに長く愛されてきたフランス製の3つの鍋

 鋳鉄ホーロー鍋といえば、広く知られているのがフランス製です。日本で最も知られているのは、「ル・クルーゼ」。色が豊富で鮮やかなので女性に人気があります。

 蓋がドーム型になっているのも特徴の1つ。熱が急激に高くなったときの吹きこぼれを防ぐために、蓋の周囲3カ所に膨らみがあり、蒸気が抜けるようになっています。他の鍋に比べて、蓋の溝が浅めなので、本体に載せるイメージが強く、少し頼りなさを感じることもあるかもしれません。

ル・クルーゼ「ココット・ロンド」(税別3万3000円)。直径22センチ、容量3.3リットル、重量約3.7キロ(内、蓋の重量約1.36キロ)、サンドホーロー。サンドホーローは鍋の内面が白くてツルツルした作り。汚れが落ちやすく、調理中の様子も分かりやすい。ほかに、全面黒でザラザラして焼きもの料理に適したマットホーローもある
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蓋の内側は突起なし。ドーム型になっていて、溝の3カ所が膨らんでいて、蒸気をコントロールする仕組み
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 業務用として開発され、後発ながらル・クルーゼに並ぶ人気の鍋が「ストウブ」。内面は黒く、ザラザラとした加工がされていて油なじみがいいのが特徴です。

 また、蓋の内側には全面にピコと呼ばれる小さな突起があり、加熱で発生した水蒸気が水滴となって垂直に食材に落ちてまんべんなく水分がいきわたり、均一に調理ができる仕組み。ル・クルーゼよりも溝が深いのでしっかりと蓋が閉まるようになっています。

ストウブ「ピコ・ココット ラウンド」(税別3万円)、直径22センチ、容量2.6リットル、重量約3.98キロ(内、蓋の重量約1.42キロ)
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蓋の内側にはピコと呼ばれる小さな突起がある。溝が深いのでしっかりと本体にはまる
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 ル・クルーゼよりも歴史がある、1924年創業の老舗鋳物メーカー、アンヴィクタ社のブランド「シャスール」。蓋はドーム型で裏にライン状の突起があるのが特徴です。いわば、ル・クルーゼとストウブの特徴をあわせ持った鍋といえるでしょう。

 本体は底に向けてすぼみがほとんどないので、鍋底の面積が広く、熱がいきわたりやすいのも特徴の1つです。

アンヴィクタ「シャスール サブライム ラウンドキャセロール」(税別3万2000円)、直径22センチ、容量3.2リットル、重量約4.1キロ、(内、蓋の重量約1.34キロ)
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ドーム型、ライン状の突起がシャスールの特徴
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