11月23日、ニコン製フルサイズミラーレス一眼の第2弾「Z 6」が登場する。そのルックスは高画素モデル「Z 7」と同様で、外観上の違いはモデル名のバッジだけと言ってもいい。
最大の違いは画素数で、Z 7の4575万画素に対してZ 6は2450万画素。また感度特性も異なり、Z 7のISO64-25600に対して、Z 6はISO100-51200と高感度に振られている。さらにオートフォーカスの位相差測距点も、Z 7は493点、Z 6は273点だ。
一方、ボディーの価格は直販で税込み27万2700円と、Z 7と比べて16万円以上も安い。高画素だが高価格なZ 7を見送って、このZ 6を待っていたフォトグラファーも多いことだろう。
今回は秋の街をブラブラと撮影したが、操作感はZ 7と同じなので実に使いやすい。オートフォーカスの位相差測距点が少ないことも気にならなかった。Z 6はZ 7同様、起動も速く、バッテリーの保ちもいい。12月中旬発売予定の大口径レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」を装着しての撮影では、レンズの素性の良さと新Zマウントとの絶妙なハーモニーを堪能できた。