2018年10月22~24日の3日間、第31回 国際メガネ展(通称iOFT2018)が開催された。毎年、新しいアイデアや素材、技術などが発表されるなど、見どころの多いイベントだが、今年は、累進レンズをはじめ、多焦点に対応するアイデアの数々が注目された。コンタクトレンズで遠くを見て、近くは老眼鏡、家庭では日常生活用の弱めの近視鏡と、パソコンなどの仕事用、といった使い分けは今や一般的。1本のメガネではまかないきれなくなってきているのだ。

 そういった流行を踏まえつつ、目を引いたメガネやレンズを厳選、5つのメーカーといくつかのオマケを紹介する。

右利き用、左利き用メガネ

 人の顔は左右非対称のことが多い。それならば、メガネも左右対称ではなく、顔の非対称性を利き手や利き目と同様に考えて、右利き用、左利き用があっても良いのではないか、という発想で生まれたというのが「レチルド」だ。

 左右非対称のデザインのメガネ自体はこれまでもあったが、基本は同じデザインで、左利き用、右利き用2種類を用意するというのは新しい。デザイン自体は同じだが、やや片側のフレームが太くなっているもの、アクセントが片側にだけ付いているもの、そういったデザインのメガネが左利き、右利きそれぞれに用意されているのだ。

ojimのブランド「レチルド」は、このように同じデザインで左用、右用の2種類を用意している
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 実際に掛けてみると、確かにイメージが変わる。ちょっとの違いだが、掛け比べると明らかに違いがあるし、より自然に見えるほうが必ずある。同社のサンプル調査によると、左利きの顔が40%、右利きの顔が40%、両利きの顔が20%くらいということなので、左右対称のフレームでもかなりの人の顔に対応するのだと思う。それでもこういう試みがあると、より自然に自分の顔にしっくりくるフレームを探すことができるわけだ。

左利き用(写真左)のと右利き用(写真右)、掛けたときの印象がずいぶん違うのが分かる。自然に見えるのは右用。あえてエッジが効いた左用を選んでも良いのだ
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