シンプルなデザインが幅広い層に支持されている無印良品。以前はスーツなどの展開もあったが数年前に衣料品を見直し、唯一残ったビジネスギアがバッグカテゴリーだ。現在も販売されているということは、それだけ人気がある証し。リュックとブリーフの2タイプが展開されていて、いずれも無印良品らしいシンプルなデザインで使いやすい。

マチ幅をアップした最新ビジネスリュック

 まずは現在トレンドのビジネスリュックを紹介する。売り場面積の都合上、大型店などの一部店舗と公式オンラインストアのみの販売となるが、オン・オフ問わず使用できる男女兼用のデザインが魅力の注目作だ。

無印良品「PC収納ポケット内装ビジカジリュック」(税込み各7990円) 。サイズ:W30×H46×D13cm
[画像のクリックで拡大表示]

 2018年秋冬シーズンからは、マチ幅を従来モデルより3cmアップした本作を展開している。現在のビジネスリュックのトレンドは“薄マチ”だが、あえてマチ幅を広くした理由について、良品計画の衣服・雑貨部 雑貨担当 MD開発の阿部君江氏は、「それまでの薄マチのリュックはPCを入れるといっぱいになるという声があったため」と話す。実際にユーザーと接する店舗スタッフの声や、WEBサイトに寄せられた要望に応えてマチ幅をアップしたという。

 これによりPCを入れても書類を十分収納できるスペースが生まれた。コンパートメントはPCポケットを備えた1室なので、マチ幅が13cmもあれば出張時の着替えなども難なく入れられる。とはいえ、すっきりとしたデザインだからか、見た目にはそこまで厚みを感じない。

PC収納部にはウレタンのクッション材を備える
[画像のクリックで拡大表示]

 注目したいのはフロントポケットだ。本作はリュックと手提げの2WAYモデルのため、どちらの持ち方にも対応する作りになっている。

 まず、縦型・横型の2つの小物用ポケット。背負った際に上部に位置する横型ポケットは、浅い作りなのでスマホや定期を入れるのに最適。縦型ポケットもバッグを肩掛けしたときにアクセスしやすい。

 そしてフロント全面の大型ポケットも、ダブルファスナーでL字に開くため、リュック時もブリーフ時も使いやすい。特徴的なのは、フロントポケット内のオーガナイザーの向きだ。正面ではなく斜め方向に付いていて、これは「リュック時に肩掛けした状態でも使いやすいように設計したもの」(阿部氏)だという。

正面ではなく斜めに付いているオーガナイザー
[画像のクリックで拡大表示]

 ボディーの素材はポリエステルで、表面にはっ水加工を施している。背面はクッションメッシュで背負いやすく、ベルト付きでキャリーケースとのセットアップも可能。ブリーフ時はこのベルトにショルダーハーネスを挟んで使う。素早く持ち替えられるので、移動と商談時の使い分けが簡単に行えて便利。

ブリーフ時は背面のベルトにショルダーハーネスを挟み込む
[画像のクリックで拡大表示]

 「専門的になりすぎないように機能は最小限に抑え、価格も抑えて多くの人に使いやすいようにした」と阿部氏。主な購買層は20代後半~30代半ばの男性で、やはりビジネスユースが多いというが、シンプルでカジュアルなデザインは休日にも活躍しそうだ。