2018年9月4~7日、東京ビッグサイトで「第86回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2018」が開催された。毎回、ユニークなものが出展されるが、その中でも注目したいのが、食べ物関連の製品だ。例年、地方の名産品が並ぶが、今回はそれに加えて、キッチン周り、食べ物周りの製品に面白いものが多かった。
ドレッシングがクレヨンになった!
今回のギフトショーで一番面白いと思ったのが、フランスから来た、クレヨン型ドレッシング「クレドレ」。一体何なんだというようなキャッチフレーズだが、商品を見ると、本当にその通りだから驚く。
クレヨンのような形の棒を、鉛筆削りのような器具(というか、ほぼ鉛筆削りそのもの)で削り、その削りくずをトマトにふわっと載せる。それを食べると、確かにドレッシングをかけたトマトの味なのだ。要するに、固形のドレッシングを鉛筆削り器的な道具で薄く削って使うという製品。言われてみると分かりやすいシンプルな製品なのだが、考えてみると、これはいろいろな可能性を秘めていると感動した。
まず、食材の上で垂れない。これはフィンガーフードなどに使うと味のバリエーションが増える。また、固形だから量の調整が簡単だ。複数の味のクレドレをエリアごとに分けてかけることもできる。液体と違い味が混ざりにくいのも魅力。あえて混ぜるのも、一緒に口に入れればよいだけだから簡単だ。
味はバジル、シトロンコンフィ、ジンジャー、ニンニクとうがらしの4種。試験管のようなケースに入っていて、削り器が付属しているパッケージングも面白い。味はしっかりとしているけれど、脂質は少ないらしい。そういうこと以前に、おいしくて面白くて便利なので、普及して安くなることを期待したい。