2019年2月12日から15日まで、東京ビッグサイトで開催された「第87回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2019」で注目された商品を紹介する。今回は、伝統的な製法の素材や、サスティナブルを考えた材料、素材の質感の違いをデザインに取り入れた製品を取り上げる。これらの製品はかねてギフトショーの1つの柱だった。近年、食品や伝統工芸品のブースが目立つようになり、その傾向はますます強くなっている。

曲げ木技術の最先端を集約したライト

 新潟の里山の木と独自の曲げ木の技術を掛け合わせて、機能的な名刺ケースやペンケースなどを作っているSTORIO(ストーリオ)の新しい試み、「TANZAKU Lamp」は、ドイツで行われた世界最大級の消費財展示会「アンビエンテ」でも注目を集めていた、全く新しいタイプの照明器具だ。

 TANZAKU Lampの素材はスノービーチと呼ばれる、新潟の雪国の中で育ったブナの木。その木に、ケーブルや電球などが外に露出しないようにデザインされた。それは、まるで木の板が発光しているようにも見える。しかも木が自在に曲げられて、美しいシルエットを描く、これまでにないデスクライトなのだ。

STORIO「TANZAKU Lamp ツイスト型」(税別2万2000円)。斜め前方から光が来る角度が、読書に絶妙。どのタイプも充電式なのでケーブルを気にせずに好きなところに置ける
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 バッテリーなどを下部の薄いプレートに集中させることで、それが重りになって本体を安定させる。本体は薄く板状に削られたブナ材で、白くキレイな木目が特徴。とても軽くて丈夫な素材だ。重さが下部に集中するから、コの字形やアーチ型、ツイスト型といった、極端なスタイルが可能になるという仕組み。

STORIO「TANZAKU Lamp アーチ型」(税別1万8000円)。ベッドサイドの常夜灯に便利なアーチ型
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STORIO「TANZAKU Lamp コの字型」(税別1万8000円)。ムーディーなデスクライトに使えるコの字型
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 そのスタイルが、ツイスト式の本が読みやすい角度からの照明になったり、アーチ型のベッドサイドに最適な灯になったりと、より用途を絞った個性的なデスクライトを生んだわけだ。本当に、短冊を曲げたような重力を感じさせない形は新鮮。興味ある方は、ぜひ実物を見て欲しい。

STORIO「ブックスタンド Lサイズ」(税別5500円)。ブックエンドとしても使えるミニマムなブックスタンドも気になる製品だ
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