2018年8月2日、JAL(日本航空)は中国・上海を拠点にする中国東方航空との共同事業へ向けた覚書に合意し、2019年度中の協業開始を目指すと発表した。共同事業の対象となるのは両社が運航する日本~中国路線と、JALが運航する日本国内線、中国東方航空が運航する中国国内線の一部。

 JALの植木義晴会長は今回の共同事業について「中国を代表する中国東方航空とともに、ユーザーにより良いサービスを提供して競争力を強めていきたい」と話した。

記者会見を行う中国東方航空の馬須倫社長(写真左から2人目)とJALの植木義晴会長(写真右から2番目)両社は2002年からコードシェア便を開始。現在はマイレージプログラムの提携も行っている
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JALの公式サイトで中国東方航空のチケットが安く買えるように

 中国東方航空運航便の航空券は以前からJALの公式サイトで購入できたが、最安値の航空券の取り扱いは両社ともに自社運航便のみとしていたため、運賃が高かった。だが、共同事業がスタートすることでこの問題は解消する。また、両社ともに就航している路線の出発時刻が重ならないようにスケジュールを調整できるようになるので、時間重視の出張者にとってはより便利になるだろう。

 また、日本、中国ともに中国東方航空が運航する地方都市への便がJAL便として利用できるのも大きい。JALは日本国内3都市(東京・大阪・名古屋)から中国国内6都市へ週98便(往復)を運航。中国東方航空は日本国内14都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、小松、新潟、静岡、岡山、広島、松山、長崎、鹿児島、那覇)から中国国内8都市へ週212便(筆者調べ)を運航している。両社合わせて日本~中国線だけでも、日本国内14都市と中国国内11都市を週310便のネットワークだ。加えて、中国国内線の一部と日本の国内線全路線が対象となるので、日本国内50都市、中国国内80都市以上のネットワークになる。