「燃えよ唐辛子(14g)」(希望小売価格138円)。厳選した唐辛子に衣づけして揚げることにより、歯切れの良いサクサク食感に。輪切り唐辛子それぞれを個別に形を崩さずに衣づけして揚げるのが難しかったという
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 一般的に辛味菓子はポテト素材の商品が多い。しかしポテト素材ではなく、唐辛子そのものを素材にしたお菓子が「燃えよ唐辛子」だ。アサヒグループ食品の商品開発担当者が、居酒屋で食べていた塩辛をヒントに、「イカの身をイカの肝で和える塩辛と同じように、唐辛子に唐辛子粉末をかけたらおいしいのでは」と考えて開発したという。

 商品はひとくちサイズの輪切り唐辛子を衣づけして揚げ、唐辛子粉をまぶしたもの。これを2017年3月1日に一部店舗で先行発売したところ、SNSや動画サイトで大きな話題となり、3月から9月までの半年間で同社の想定の2倍以上が売れたという。購入した人からは「やみつきになる」「量を増やしてほしい」「もっと買えるようにしてほしい」などの要望が殺到したため、同社では販路を拡大してレシピを改良。うまみと辛さをアップさせて容量を7%増量したリニューアル版の燃えよ唐辛子を、2017年9月25日に発売した。

 「唐辛子という素材そのもののうまみと辛みを、一つで二度楽しめるという味の設計を支持していただけている。また手も汚れず、臭いも少なく、気軽に食べられる小袋入りであることも好評」(アサヒグループ食品 食品マーケティング部の寺門誠氏)。カップラーメン、チャーハンなどへの“ちょい足し”アレンジレシピの提案や、動画投稿などが多かったことも人気の広がりを加速させた要因と同社では見ている。

 ちなみに2017年7月にはハバネロパウダーを使用した激辛バージョン「大炎上唐辛子」を数量限定で発売。こちらは3週間で予定数量を完売する人気だったが、こちらの再発売は未定だ。

2017年7月に発売され、3週間で完売した「大炎上唐辛子」。パッケージに注意喚起の文言が印刷されている
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(文/桑原 恵美子)