2011年に公開され、興行収入16.2億円のスマッシュヒットを記録した『プリンセス トヨトミ』。この映画の監督・鈴木雅之×脚本・相沢友子らスタッフと、綾瀬はるか×堤真一らキャストが再結集した映画が『本能寺ホテル』だ。
本能寺の変の前日にタイムスリップ!
ストーリーは1582年、天下統一を目前に控えて本能寺に滞在していた織田信長(堤真一)と家臣の前に、突然、現代から一人の風変わりな女性(綾瀬はるか)がタイムスリップしてくるところから始まる。
彼女の名前は繭子。仕事を失ったこともあって、恋人の恭一(平山浩行)からプロポーズされて婚約、恭一の両親の金婚式を祝うために京都を訪れたのだが、手違いで予約していたホテルに宿泊できず、路地裏の「本能寺ホテル」にチェックイン。ホテルのエレベーターに乗ったはいいが、ある偶然が重なってそのまま1582年の本能寺へとタイムスリップしてしまったのだ。
繭子は現代の本能寺ホテルと戦国時代の本能寺を行き来するうちに、信長や小姓の森蘭丸(濱田岳)と交流を深め、次第に信長の人間性に引かれていく。しかしやがて繭子はこの日が、本能寺の変の前日であることに気づいてしまう。