パワートレインは日米ともガソリンハイブリッドのみ

 しかし問題は走りであり、燃費性能。肝心のパワートレインは日本も北米もガソリンハイブリッド1本で、それもかつてのIMA方式ではなく、より効率的な2モーター式のi-MMD。

 エンジンはアコード・ハイブリッドなどと違い、より排気量の小さい1.5L直列4VTECのアトキンソンサイクルエンジンを使って燃費を上げてます。

 US基準でいうと高速&街中のコンビ燃費が最良52MPG(マイル・パー・ガロン)とまあまあ。国内だとJC08モードで30km/Lを超えてくると思われ、十分っちゃ十分。

 ただし、現行4代目プリウスがUS基準で56MPG、国内で最良40km/L超えで、普及版でも37.2km/Lを達成するから悩ましい。細かい差って言えば細かい差ですけど、ホンダよ、ホントにそれでいいんかい! と言いたくなる部分もあります。

サイドに厚みをもたせたシート
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滑らかさ、上質は確かにプリウス超え

 とはいえ、こと走り味に関しての「本質価値の追求」には納得。全体に滑らかでタッチがいい。特にステアリングのしっかり感、しっとり感は発進直後からビンビン。分かりやすくいいクルマに乗ってる感ありです。

 乗り心地も全域に上質でLAの街中はもちろん、郊外のザラ付いた路面の高速でもバイブレーション少なめ。

 ブレーキも電動サーボ付きで、いまだときおり空走感をにじませるトヨタ・ハイブリッドに比べると抜け目のない出来。

 パワーもスペック的にはシステム出力151psと一瞬物足りなく思いますが、基本、加速は電気モーター1本で行うのでこれで十分。モーターは数値以上に力ありますから。

 唯一、長い高速の上りなどアクセル踏みっぱなしになるときに、エンジンが発電機として♪ブーンと一定で回るのでそれをうるさく感じるくらい。LAの郊外の峠道のハンドリングもなかなかのものがありました。

 それから先進安全の「ホンダセンシング」はUS仕様も標準装備。アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)にしろ、LAの高速で十分使えました。