プリウスとの“ガチンコ燃費対決”をしない、ホンダの新型3代目インサイトが近々発売されるかもしれないというウワサを耳にした。ひと足先に米国・ロサンゼルスで試乗したインプレッションを紹介。(数値はすべて北米仕様)

【コンセプト】ホンダ流、昔の名前で出ています第3弾!

 ♪ナンバーワンにならなくてもいい……

 思わず、そう口ずさみそうになっちゃいましたよ。新型3代目インサイト! ホンダ流ハイブリッドカーの代名詞で、かつては宿敵トヨタ「プリウス」にガチンコ燃費勝負を挑んだ戦うエコカー。

 初代は1999年に登場。スーパーカー「NSX」にヒントを得たアルミフレームや斬新な樹脂パネルを採用。初代プリウスをしのぐ10・15モード35km/Lと、量産車で世界最高の低燃費を記録しました。

 とはいえ削りに削っての800kg台軽量ボディーの定員は、たったの2人。ラゲッジも狭く、7年間の国内販売約2300台にとどまる結果。

 かたや09年2月発売の2代目は、初代の反省からか既存の「フィット」ベースに開発された実用的5人乗りハッチバック。最初はよく売れて一時は国内ハイブリッドカー月間販売台数1位にもなりましたが、同年5月に最強ライバルの3代目プリウス登場。燃費でドカンと負けて、5年後には生産終了と相成りました。

新型3代目インサイト。国内発売の発表が待たれる!
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なに? ガチンコ燃費勝負に出ないだとぉ!?

 ってなわけで国内じゃガッカリ気味の黒歴史を持つインサイトですが、ここに来て再び3代目登場。もしや年内にも国内販売復活予定!? というウワサも。

 まさに「シビック」「CR-V」に続くホンダ流“昔の名前で出ています”第3弾! 小沢はてっきり、すわ、再びプリウスとのガチンコ勝負に挑むのか? と思いきや国内発表会で開発チーフの堀川克己エンジニアを直撃すると様子がちと違う。

 開発テーマは「クルマの本質価値の追求」で、具体的には「デザイン勝負のクルマを作ったといったところですね」と堀川氏。

 肝心の燃費スペックも国内仕様はまだ明らかになってませんが、「まったく意識してないというとウソになりますが、具体的にプリウスの燃費にすり寄るなんてことはやってなくて」。

 マ、マジ! ガチンコ燃費勝負に出ないインサイトって一体どういうこと??  ってなわけでヒネクレ者小沢コージ、ラッキーにも米国・ロサンゼルスで行われた世界カー・オブ・ザ・イヤー試乗会で北米仕様のインサイトに乗れたのでガッツリとリポートいたします。

3代目の開発テーマは「クルマの本質価値の追究」
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