一夜にして容疑者になった、日産会長兼CEOのカルロス・ゴーン。約20年にわたる一極体制の果ての当然の結果なのか。一時は経済界のヒーローともてはやされた彼の功罪、今後の日産、ルノー、三菱自動車の行く末は?

【コンセプト】カルロス・ゴーンとは一体どういう存在だったのか

 もうビックリ! まさに寝耳に水です。そう、今週19日の夕方に日本の大手テレビ局、新聞、ラジオなど、全国マスコミが一斉に報じた日産自動車の会長兼CEOのカルロス・ゴーン氏、いや容疑者の逮捕劇。

 最初に報じられた内容が自らへの数億円の報酬額の有価証券報告書への虚偽記載など、少々セコイ感も付きまといましたが、あれはまだまだ氷山の一角。次第に50億円レベルの虚偽だっただの、他にも日産の投資資金で家を購入しただの、経費の不正使用などもあるようで、全ぼうはいまだヤブの中。

 どこかの元都知事のように、聞いて寂しくなるような細かい流用ではなく、ドカンとスケールのデカい経済事件になりそうですが、とにかく今回の一件で間違いなく落ちた偶像扱いされるであろうゴーン容疑者。

 当初から、ほかの人にはない“強い匂い”がなかったといえばウソになりますが、当時は確実にヒーローであり、見事な改革者であったことはここに記しておきたいと思います。

日産会長兼CEOのカルロス・ゴーン容疑者(写真 ロイター/アフロ)
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