2018年7月30日に日本で披露されたマクラーレンの「600LT」。同社の中ではエントリークラスの3000万円を切ったこのクルマ、はたしてどんなスーパーカーなのか。

【コンセプト】そもそもスーパードライなマクラーレン戦略

 ついにスーパーカーも全域スーパードライ時代に突入か? 小沢コージ、なぜか東欧ハンガリーで甘いハンガリーワインではなく、新時代のリーズナブル辛口スーパーカーを堪能してきちゃいました。その名は新型マクラーレン「600LT」! 会場はハンガリーの首都ブダペスト郊外にあるF1サーキット、ハンガロリンク!!

 マクラーレンはご存じフェラーリ、ランボルギーニと並ぶ世界3大ミッドシップスーパーカーブランドで、それも王道のイタリア系ではなく、男臭い英国ブランド。1980~1990年代のF1スーパーアイドル、アイルトン・セナも支えた屈指のF1コンストラクターです。

 ところが2011年にオンロードカービジネスに本格参入した遅咲きにも関わらず、2017年は年間販売3000台オーバーとランボルギーニに匹敵するレベルに達し、今年は4000台の大台に乗る勢いなのです。

 はたしてその軸は、揺るぎないF1テクノロジー&イメージに加え、かつてないスーパーカー辛口戦略。今もマクラーレン・オンロードカーはすべて硬派なミッドシップ&リア駆動で、フィーリングを貶める4WDシステムも鉄ボディーも一切不可。ボディー骨格はF1技術のカーボンモノコック+前後アルミ構造のみで、軟弱なSUVは絶対に作らないと公言。まさにスーパードライな辛口スーパーカー路線を地で行くわけです。

マクラーレンとしてはエントリークラスの「スポーツシリーズ」の新型「600LT」
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