滑らか! で静か!! なハイブリッド専用車

 いよいよ走りですが、とにかく滑らか&静か! の一言。パワートレインは相当割り切られていて、国内仕様は2.5L直4ハイブリッド搭載の「ES300h」1本。基本は現行カムリと同じパワートレインとプラットフォームが使われてますが、全面的にリファインされてます。

 その証拠にシステム出力はカムリが211psのところを218psに上がってるし、逆に燃費は最新のWLTCモードで20.6km/Lとやや控えめ。

パワートレインは「ES300h」のみと相当割り切っているが、同パワートレインとプラットフォームのカムリより上質に
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 しかし、加速感は静かで滑らかなトルクを身上とし、レクサスがよく言う「すっきりとして奥深い」の言葉通り。新型LSなどにも通じる上質な味わいです。

 厳密には、リアドライブの高級車LSのほうがより繊細なステアリングフィールを味わえますが、足回りに使われた世界初の「スウィングバルブショックアブソーバー」やレクサス初装備の「アクティブコーナリングアシスト」の採用により、ESも全長4.9mの大型FFセダンとは思えないほど、シャープに曲がります。

 上級グレードの「バージョンL」に採用されたタイヤノイズを減らすノイズリダクションアルミホイールにしろ、細かいとこまでよくやるよ! って技術。。結構な職人技術の集大成でもあるのです新型ESは。

 要はタイヤノイズをホイールの中空部分で吸収するような構造でアイデアは細かい。

デジタルアウターミラーをESに付けたわけ!

 何より話題の世界初装備、デジタルアウターミラーに注目でしょう。サイドミラー代わりに左右にデジカメを付け、映像は中のモニターで見ましょうという、いかにもIT時代のハイテクですが、メリットはざっくり5つほどあります。

世界初装備のデジタルアウターミラー
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 1つ目は、ミラーが小型カメラになってジャマが減って視界が良くなること。

視界が良くなる
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 2つ目は、左右モニターどちらも内側に入って見やすくなること。

左右モニターがどちらも内側に
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 3つ目は、雨や雪が降ってサイドウィンドウが汚れても確実に外が見えること。

悪天候時にも外がよく見える
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4つ目は、暗い夜でもモニターが明るさを増強して見やすくなること。5つ目はバック時に映像を拡大もしくは縮小して視界を最適化できることです。

バック時に後ろをワイドにみられる
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 ほかにもありますが、何より注目なのは、この話題のハイテクをなぜフラッグシップLSではなく、久々復活のチャレンジャー、ESに初採用したのか? ってところ。

 レクサスがESに対してかなり入れ込んでいる証拠であり、今まで大型FFセダンが売れなかった日本をレクサスパワーでなんとかしたい! と考えているんじゃないでしょうか。