今どきの中国の子供たちに人気のアニメは「ドラえもん」でも「クレヨンしんちゃん」でもない。クールジャパンをうたう日本としては、そろそろ新しいコンテンツに取り組む時期かもしれない。

ドラえもんやクレしんはもう古い!

 中国の街を歩けば「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」のグッズを見かけるし、中国の動画サイトでもそれらを楽しめるが、「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」は中国の子供たちに人気のアニメではない。

 実は、それらはあくまで、20代、30代の中国人にとっての懐かしいキャラクターにすぎないのだ。子羊たちと狼が主役の「喜羊羊与灰太狼」が人気という記事を2009年に書いたが、2005年のスタートから10年以上がたち、当時の勢いはなくなった。

 今春、ビッグデータ分析を行っている友盟+が発表した、中国大陸・香港・台湾でのアニメやマンガの検索傾向についてのレポート「動漫行業網站用戸訪問行為偏好分析報告」によると、動画サイトで人気となっているのは、少年向けよりも幼児向けのアニメだという。

 1位から10位のランキングは以下の通り。

1位  賽爾号(サイアーハオ)
2位  鎧甲勇士(カイジャヨウシ)
3位  熊出没(ションチューモウ)
4位  ワンピース
5位  粉紅猪小妹(フンホンジューシャオメイ)
6位  ワンパンマン
7位  百変馬丁(バイビエンマーディン)
8位  NARUTO
9位  超級飛侠(チャオジフェイシャ)
10位  爆笑虫子(バオシャオチョンズ)


 「ワンピース」と「ワンパンマン」「NARUTO」は日本製だが、上位3位は中国オリジナルだ。ちなみに粉紅猪小妹は英国製(原題:Peppa Pig)、「百変馬丁」はフランス製(原題:Martin Matin)、「超級飛侠」は中韓合作(英題:Superwings)、「爆笑虫子」は韓国製(英題:larva)となっている。

 バトルものからドタバタコメディー、ほのぼの系まで、そして中国製から日本その他の外国まで、子供たちの好みはジャンルや国境を越えて広がっているのが分かる。

現在、7クール目に突入した「賽爾号」は人気第1位
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2位の2015年に4クール目で終了した「鎧甲勇士」
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「爆笑虫子」は中国のバスの中でよく上映されている
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「超級飛侠」は中韓以外のいくつかの国でも放映されている
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