JR東日本グループで、東京・恵比寿や品川などで駅ビルを運営するアトレは、19年1月10日、台北市内に海外1号店となる「微風(ブリーズ)南山アトレ」を出店した。台湾一の高さを誇り、観光スポットとしても有名な超高層ビル「台北101」に隣接する立地に新設された大型複合施設「ブリーズ南山」の2階〜4階に、核テナントとして入居する。ブリーズ南山全体で210店舗のうち、アトレには51店舗が出店。6割は日系テナントだが、グローバルブランドと台湾の路面店もそれぞれ2割を占める。3分の1の17店舗が台湾初登場のテナントだ。

台北101の隣りにそびえ立つ大型複合施設「ブリーズ南山」は、MRT「台北101/世貿」駅からすぐ。ブリーズにはラグジュアリーブランドのほか、スーパーマーケットも入居
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 ブリーズ(微風)は、台湾の大手ディベロッパーが開発、運営する商業施設。2001年に台北市松山区に1号店となる微風廣場(ブリーズセンター)を開業して以来、台北市内の主要地に相次ぎ出店。ブリーズ南山は10店舗目となる。欧米のハイブランドを集積して高級路線を打ち出しながら、ユニクロやMUJIなど日系ブランドも多数導入。駅立地にも出店し、幅広い層から支持を得ている。

 一方、アトレは日常の暮らしを豊かにする感度の高さとデイリーなライフスタイルの提案で、多種多様な顧客をターゲットにしている。同社はこの「アトレ流ビジネス」を台湾にも導入。「価格も含め、我々の得意な手法で台湾のデイリーライフをサポートしていく。ややアッパー層がデイリーに使えるショッピングモールはほかにはなく、激戦区であってもビジネスとして成り立つ」と、ブリーズ南山アトレの伊藤浩平総経理は自信を見せる。