販売拡大をにらんで低価格モデルが続々

 総務省が主導する「分離プラン」の導入を機に、低価格なスマートフォンの販売数が増えるとみられている。当然、高額モデルと比べれば機能や性能は見劣りするが、コストパフォーマンスの高いモデルも多い。

 最近は、そうした低価格モデル関連の発表が相次いでいる。2019年1月11日には、フランスのWiko(ウイコウ)が、約1年ぶりとなる新製品「Tommy3 Plus」の日本市場投入を発表した。

 性能的に優れているとは言えないモデルだが、スマートフォンとして必要な機能は備えており、保護フィルムやケースも付属して1万円台半ばという価格は十分に魅力的だ。

Wikoの「Tommy3 Plus」。ディスプレーは5.45型で、チップセットは台湾メディアテック製「MT6739WW (4×1.5GHz)」。内蔵メモリーは2GBとなっている。写真は2019年1月17日の「Wiko Japan新製品発表会」より
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 また1月30日にはファーウェイ・ジャパンが「HUAWEI nova lite 3」を発表した。こちらは同社の低価格モデル「nova lite」シリーズの最新モデルで、2万円台後半という価格ながらAI(人工知能)による被写体認識機能など、高い機能・性能を備えている。

 ファーウェイには同種のモデルとして3万円台の「HUAWEI P20 lite」があるが、nova lite 3はMVNO(仮想移動体通信事業者)の専売モデルとなっているため、家電量販店などでの取り扱いがないのが大きな違いだ。

ファーウェイの「HUAWEI nova lite 3」は、アスペクト比19.5:9の約6.21型ディスプレーを搭載し、チップセットはミドルクラス向けの「Kirin710」。内蔵メモリーは3GBで、背面には1300万画素と200万画素のデュアルカメラが採用されている。写真は2019年1月29日のファーウェイジャパン新商品説明会より
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 さらに3万円台のモデルにまで価格帯を広げると、18年末にOPPO(オッポ)が投入した「AX7」も視野に入ってくる。各社が低価格モデルを相次いで発表する理由は何だろうか。

OPPOの「AX7」も6.2型ディスプレーとデュアルカメラなどを備えるモデルで、チップセットは「Snapdragon 450」。内蔵メモリーは4GBだ
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