もう30年ほど前だが、レタリングという仕事の現場を取材したことがある。手書きの文字の通りにシール用紙などを切り抜いて、店舗や会社のガラス扉に貼る装飾を作るのだが、その書き振りと切り抜く手際にさすがは職人芸と感心したものだ。

 だが、カッティングマシンが登場した今では、そんなレタリングも驚くほど身近になってしまった。最近は自宅で購入して趣味で使う人が多いという。例えば、シール用紙や紙を切ってバイクや模型などに貼り付けるオリジナルのステッカーやペーパークラフトなどを作れる。ブラザー工業の「スキャンカットCM300」は布も切れるので、キルティングやアップリケの製作などにも使えて、主婦層にも人気だそうだ。

 ブラザーでは今後、ビジネス向けにも展開していくという。確かに、仕事でも社内の案内板を作ったり、新製品展示のPOPに使ったりと、幅広く使えるかもしれない。

 興味を引かれたので、エントリーモデル「スキャンカットCM300」を借りてみた。価格は4万6000円程度(Amazon調べ)。なお、スキャンカットCM300には上位モデルの「スキャンカットDX」シリーズもある。

本体サイズはちょっと大きめのプリンターといったところ
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