「MacBook Air」は完成度が高い製品だ。だが、初代モデルの登場から10年ほどが経過した。その間、新モデルは発売されているものの、製品コンセプトはほとんど変わっていないので、さすがに古く感じるようになっていた。そもそも解像度が1440×900ドットというのは、最近のモバイルノートとしては低すぎる。それでも人気を保っていたのだから、ある意味でとても素晴らしいのだが。
そう思っていたら、11月についに新モデルが登場した。新しいMacBook Airは13.3インチモデルのみ。Windowsのモバイルノートでもメインストリームのサイズで、メインマシン、モバイルどちらにも使いやすいだろう。
そもそも、最近のMacBookのデザインはどれもとても似通っている。外装すべてをアルミで作ったボディーはとても高級感がある。新しいMacBook Airもそのデザインコンセプトはほとんど変わらないし、12インチのMacBookとも似ている。
だが、旧モデルとデザイン面で大きく違うのは、ディスプレーのベゼル(縁)が細くなり、液晶とともに全面がガラスで覆われる形になったからだ。色も黒くなった。これだけででも新鮮な印象を受ける。なお、MacBook Airとして初めて「Retinaディスプレイ」を搭載し、解像度も2560×1600ドットになった。