この秋、iPhone、iPad向けの新しいOS「iOS 12」が登場する(関連記事:古いiPhoneは速くなる? iOS 12のベータ版で試した)。プレビュー版が公開されたので、早速インストールして利用してみた。なお、テストしているのはbeta 4で、機能やデザインはこれからまだ変更されていくだろう。僕の印象では今回のアップデートはとても小粒だ。それでもいくつかの機能が高速化されたり、目玉としてAR(拡張現実)関係の機能が強化されたりしているので、それらに関心がある人にとっては進化だと思う。

古いデバイスでも快適性が増すのが素晴らしい

 僕自身は小粒と言いながらも最大の評価を送りたいと思う。何より素晴らしいのが、iPhone 5s以降のモデルに対応していること。iPad Airにもインストールできる。Androidはちょっと古い機種になると、OSのアップデートが止まるが、iOSはずいぶん懐が深いじゃないか。

 しかも、「使っているデバイスでのあらゆる体験が一段と速く一段と反応が良いものになる」とうたっている。新しいiPhoneやiPadを買わなくても快適に使えると、OSとデバイスを販売しているメーカーが大々的に宣言しているのは素晴らしい。

 高速化するのはカメラへのスワイプ、キーボードの表示、アプリケーションの起動など。これらは、古いデバイスほど効果が実感できるはずだ。

 スマホの世界では、販売のシェアばかりが取り沙汰されるが、iPhoneのすごさは古いモデルまで普通に使えることだ。日本ではあっちを見てもこっちを見てもiPhoneだらけ。しかも、ちょっと古いモデルも使っている人々が多い。だからこそ、古いモデルの快適性をアップするOSのバージョンアップに価値があるのだ。

iOS 12は古いデバイスが快適に使えるようになる可能性があるのが素晴らしい
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